アイキューブドシステムズ(4495)のIPO新規上場情報

法人向けモバイル管理システム。クラウド・リモートワーク。セキュリティなどテーマ性高い。
売上にドコモが2割程度を見ると顧客管理が大切で、働き場所を移動できるような職種に向いてそう。
売上堅調、純利益は横ばいも今後の伸びには期待。

福岡本店、マザーズ中型。本来なら注目度高そうだが、地合い次第で微増初値の可能性も（規模感的に）。

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7月上場時変更
公募：100,000→150,000株
売出：680,800→0株
O.A.：117,100→22,500株

想定2,990→2,630円

売出０にして公募増加、想定価格下げで好印象。

4月上場時点より明らかに条件が良くなった。コロナ後の社会の動きの思惑としても事業としては追い風か？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

7月15日は3社同時上場も2件が4月のスライド案件。
こちらは4月上場予定だったものの出直し案件。

モバイルクラウドシステムでテレワーク関連としても注目されそう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2020年6月度、単体予想EPSは65.99円。
想定価格2,630円から計算される予想PERは約39.85倍。

同種の上場企業を見ればPER100倍超え上等の業種。
業績のきれいな伸びを見れば割安感があるのかも知れない。

それよりも純資産額の低さからくるPBRの高さのほうが少し気になるが、
あっという間に改善されていくのか？

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約4.53億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証マザーズ。主幹事は野村證券。

売出なしの公募1500枚。オファリングレシオも超低水準。
出直し上場となったことでかなり供給は絞られている。
いわゆる公募株はプラチナチケットの様相。

ベンチャーキャピタルからの出資は多く、ロックアップも1.5倍で解除。
ジャフコ本体からの出資もあって、上場後の大きな売りは覚悟したい。

ストックオプションの未行使残は250円価格で行使期間にあるが、枚数的にVC売りの方が大きい。

公募株の需給は抜群で超希少なイメージ。ロックアップ解除からのVC売りを熟してどこまで上がるか？

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

クラウド管理システムはIPOでも人気業種。さらにテレワーク関連とも言えそうで上場時の環境は良い。
九州から伸びている企業なので、まだまだ全国に向けての伸びしろもありそう。

新しい働き方スタイルという意味でも、先は明るい。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

4月IPOの出直しとなるが、需給面に大幅な改善となり公募株がプラチナチケット状態。
テレワーク関係とテーマ性も高く人気が出そう。

上場後はVC保有比率が多いことから、大きな売りが断続的に出そうだが、
それを熟しつつどこまで上がるか？の情勢になりそう。

野村證券主幹事で公募枚数が少ないため、公募当選がかなり厳しいのが難点。
運試しの宝くじと思って気軽に参加したい。
 
全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です