リグア(7090)のIPO新規上場情報

マザーズ小型で公募枚数が少ないややプラチナチケット系。
接骨院の開業サポート系は最近のIPOではアトラに似た業態か？また小売業のコンサル系会社とも比較できそう。

業種にそこまで新規性は感じないが、小型を活かして初値は伸びそう。

上場承認時点で3社同時上場。3月IPO過密になってきたので需給任せの過度は期待は禁物。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

接骨院ソリューション事業。記憶に新しいところではアトラの上場。
こういった個人事業がそれぞれ運営しそうなところはコンサル的な必要性があるのか？上場まで来るものが増える。

注目度的にはコンサル系なのでパットしないところ。
なお、3社同時上場の一つ。いずれも注目度が微妙なので強弱では差が付かなさそう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2020年3月度、連結予想EPSは121.15円。
想定価格1,850円から計算される予想PERは約15.27倍。

現在は急成長を見込んでおり、価格設定は妥当なところ。
まだ伸びると考えれば良いが、どこかで天井を迎えそうなビジネスモデルという点で成長頭打ちは意識したい。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約6.38億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSMBC日興証券。

公募売出比は殆どが公募株。枚数少なめのIPO。

既存株主にはベンチャーキャピタルからの出資も多く、ロックアップは1.5倍で解除となる。
公開価格の1.5倍からはやや多めの売り圧力を警戒する必要がありそう。

ストックオプションの未行使残も11万株ほどが行使期間に入っておりボリュームは大きく感じる。

ロックアップ解除の1.5倍を超えてくるあたりから売り圧力が強く感じるので、
逆に言えば公開価格では需給は非常に良い銘柄。公募株の価値は高いと言えそう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

ビジネスモデルは特に新規性のないコンサル業。ただし、接骨院の運営は特殊なのか？こういった企業が上場している。
病院と同じく接骨院も一定数の需要がありそうだが、増えすぎても仕方のない事業なのでどこかで頭打ちにはなるだろう。

成長性の魅力はあまり感じないが、上場時での株の魅力はあるといったような銘柄。
保険や金融商品も抱き合わせ（笑）的に取り扱っているようなので、儲かるビジネスの嗅覚を持っていそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

需給面が特に良いIPO。上場ラッシュの時期には心強い。
上場後の需給もロックアップ解除の1.5倍ぐらいまでは状況が良いので安心して公募株に参加できそう。

短期売り抜けで利益が出そうな銘柄として評価。
長期的には接骨院ソリューションは成長はどこかで頭打ちにはなりそうだが、
そこは上場事業として派生したソリューションビジネスなどもやってくるかも知れない。

3社同時上場はどれも微妙感もあるが、ここが需給で一歩程度前に踏み出している雰囲気か？

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です