フィードフォース(7068)のIPO新規上場情報

マザーズ・小型・ネット系（アドテク）の初値高騰三拍子銘柄。
上場時期も7月ということでいい意味で集中時期を外れる。

業績は増収も、赤字が続いていた状態。黒字反転から伸び脚は加速する見込み。

フィード事業はやや古い印象も感じるが、SNSマーケティングやソーシャルログインなど、新しい技術にも積極的でそちらの活用に期待。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

７月の第一弾となる「マザーズ・小型・ネット系」の初値高騰銘柄。
時期的にも内容的にも注目度は高い。

一枚の単価が低めの設定なので、その点では広く浅くいい結果をもたらしてくれそう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2020年5月度、単体予想EPSは32.58円。
想定価格1,030円から計算される予想PERは約31.61倍。

業績の伸びは良く、同業種比較で見ても妥当な価格設定。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約8.54億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証マザーズ。主幹事は大和証券。

売出株式比率4.4%と殆どが公募株による募集。オファリングレシオも低い。

既存株主にベンチャーキャピタルなども見当たらないのは好感。
さらにロックアップもきつめで、上場後の株価向上にも期待できる。

ストック・オプションの未行使残も少なく行使期間は先になる。

需給面では抜群の銘柄。７月上場で他に注目案件もないだけに、これだけ供給が絞られていると
高値でないと買えなくなりそう。初値高騰に期待。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

もともとフィード事業（広告配信サービス）がメインのようだが、インターネットでの新規サービス作成に積極的。
ソーシャルログイン機能などは、多くの方が目に触れていて便利さも知っているだけに人気しそう。

既存のサービスの魅力も保持しながら、先々に新しいサービス開発の可能性もあって、
先々まで魅力は高そうに感じる銘柄。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

初値高騰する条件が揃った銘柄。ほぼS級と言ってもいい。
赤字が続いていたが、しっかり黒字転換予想で上場。タイミングも良いと感じる。

上場時の売り側のリスクもなく、さらに供給を絞っている印象で、
上場後の業績向上、株価向上にも期待がかかりそうな銘柄。

運用サービスも分かりやすく便利なものが多いので、投資家にも人気が出やすそうと感じる。
S評価にするにはインパクトの面で何か足りなさも感じたので、ほぼSのイメージのA評価とします。

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です