ブランディングテクノロジー(7067)のIPO新規上場情報

SBI証券主幹事のプラチナチケット系IPO。
枚数2000枚に満たない。OA分なし。オファリング・レシオも低い。
業績は売上増加は緩やか、利益は増加傾向。

ベンチャーキャピタル保有量多め、ロックアップが1.5倍で外れる為、上場後の売り圧力は気になるところ。

とにかく公募株は需給的に希少感がかなりある第一印象。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

SBI証券主幹事で、個人投資家からの注目度が高そう。
吸収規模が小さいため、振れ幅が大きくなりそうでマネーゲーム化に注意。

6月IPOラッシュ時期になるが、今年は件数も落ち着いているのも後押し。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2020年3月度、連結予想EPSは73.35円。
想定価格1,540円から計算される予想PERは約21倍。

現時点での売上高の伸びが小さいからか、控えめな想定価格の印象。
今後の成長に期待できないわけではないので、IPOプレミアムは感じる価格設定。。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約2.4億円（想定価格ベースOA分含む）の小粒IPO。
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSBI証券。

公募売出総数1500枚程度のプラチナチケット。オーバーアロットメントもなし。

既存株主にはベンチャーキャピタルの名が散見される。ロックアップも1.5倍で解除なのでないものを考えたい。
約40万株弱は上場後に売りでいきなり降ってくる可能性あり。

対してストックオプションの未行使残は株数が少ないので、気にはならないところ。

プラチナチケットIPOで需給は抜群。
初値は高騰するが、その後、ベンチャーキャピタルの大きな売りをどうこなすかが焦点になりそう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

ネット活用による起業支援がメイン事業。既に上場企業もたくさん出ている分野で新味性は欠ける印象。
特に新しい技術というものは見えてこない、そのため売上も頭打ち状況。

ただし、上場企業となることで委託の安心感などもありそうで上場メリットはありそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

なんといっても需給が抜群で、チキンレース的な初値吊り上げ現象が見れそう。
初値は高騰確定から、どこで大きな売りと合致するかが焦点か？

業績に関してはやや頭打ち感があるので、社名変更・上場によって雰囲気が変わってくるか？

オーバーアロットメントなしということもあり、上場初値後の値動きには非常に注意。
ジェットコースター相場を予想する。

IPO妙味的には枚数が少なく、公募取得がSBI証券といえど非常に困難を極める。
9点にしたかったが、売り上げ頭打ちと、公募当選妙味を加味して8点評価に抑える。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です