共栄セキュリティーサービス(7058)のIPO新規上場情報

警備会社で業績安定的と目新しさはない。しかしながら東京オリンピックの大イベントなど控えていて、近々での需要は溢れる。
この時期での上場は評価できるのではないか？

大手既上場の会社がすでに評価されているので、比較で買いやすい印象。

堅実な動きをするIPOになると予想。ディフェンシブ系IPOもたまには。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

JASDAQスタンダード上場の中堅警備会社。
東京オリンピックという大イベントを控えて、注目度は高くなっているところ。

上場時期としてはベストタイミングと言える。
ただ、基本的には警備会社はディフェンシブ系のイメージ。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2019年3月度、連結見込EPSは257.21円。
想定価格2,070円から計算される予想PERは約8.03倍。

価格設定が妥当で、公開価格のレンジでは大手警備会社に比べて買い得感がある。
配当もしっかり出そうであるし、好きな方は新たな投資対象として狙い目。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約10.2億円（想定価格ベースOA分含む）の小型～中型IPO。
上場市場はJASDAQスタンダード。主幹事はみずほ証券。

殆どが公募によるIPOなのは好感。ただし、オファリングレシオは高め。
もともとの発行株数が少ない印象で、それはそれで希少性を感じる。

ベンチャーキャピタルからの出資もなく、ストックオプションの未行使残もない。

売り圧力も感じず、今回の上場で流通量も多い、そしてJASDAQスタンダード上場と
需給面では狙い目を感じる。堅調な業績で、警備業は必要な産業というのを考慮すれば面白い。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

人気化するような業種ではないが、需要自体はずっと続きそうな業態。
企業のリスクと言えば競合他社とのパイの取り合いやブランドイメージ向上策をどうするか？あたり。

派手さはないが、警備会社にやや安めの価格で投資できると思えば魅力があると感じる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

地味といえば地味なのでIPO初値投資向けではない企業。
ただし、業績に安定感もあるし業態もディフェンシブで割安感があれば中長期でも買いたい。

今回は身近にオリンピックなども踏まえ、上場時から注目される可能性あり。
初値もそこそこ、その後も高めの配当を出しながらジリジリと伸びていきそうな印象。

投資対象としてはいろいろな方面から見ても楽しみが多い企業に感じる。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です