Ｋｕｄａｎ(4425)のIPO新規上場情報

人工知覚技術という最先端技術で世界をリード、世界的にも注目を集めやすく期待感が高い。

ソフトバンクと同日上場ということで初値にどう影響するか？
オファリングレシオがかなり低く、供給はかなり絞っている印象。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

人気のAI関連の中でも「人工知覚技術」で世界で注目されており企業としての注目度は最上級。
ソフトバンクと同じ上場日に持ってくるというぐらいの余裕があるか？

影に隠れて相当注目している人たちはいそう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2019年3月度、連結見込EPSは14.99円。
想定価格3,260円から計算される予想PERは約217.48倍。

予想PERは200倍超えで、単純に指標では測れない。
バイオ銘柄のような技術革新に期待する銘柄で、バリエーションは無視されそう。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約6.4億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSMBC日興証券。

公募売出比は３：１レベルで公募が多い。オファリングレシオは激低で供給を絞っている。

ベンチャーキャピタルからの出資もいくらか散見されるが、
概ね社員やグループ員が株を持っている模様。ロックアップは非常にきつめ。

ストック・オプションの未行使残も乱発気味だが、総計の枚数はそれほど多いものではない。
行使価格もこの系のベンチャースタイル事業なら妥当な内容。

需給面では公募株の供給の絞り方が凄く、上場時には買いが圧倒しそうな雰囲気。
もう少し売り出して欲しかったというのが市場の気持ちか？

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

人気のAI関連のコア技術の一つ、AP技術（人工知覚）、今後様々な分野での活用に期待。
すでに世界に出て高い技術力が海外でも評価されているところも魅力なところ。

世界に誇る日本の技術企業として伸びることを期待している人も多いのではなかろうか？
また、公募売出株が非常に少なく、公募株にプレミア感があるのも魅力。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

内容的には今年上半期に見せたHEROZ（主幹事も同じ）に匹敵かそれ以上のレベル。
期待度の高さから初値高騰が期待できる。

しかしながらソフトバンクと同日上場、12月のIPOラッシュ時期ということで、
スケジュール面での外部環境がどう初値に影響するかは未知数。

ある意味、HEROZのような行き過ぎた初値にならなくていいのかも知れない。

初日上限8,556円になりそうで、そこは通過点。
2日目突入でどこで値がつくか？という雰囲気か？とりあえず1万円の大台は超えてからの勝負か？
翌日銘柄への影響のほうが大きそうだ・・・。

全体考察
総合得点は10点で、私のBBスタンスはS評価です