リーガル不動産(3497)のIPO新規上場情報

またまた不動産案件、社名の通り法律に強いのが特徴。
マザーズ中型、業績の伸びは良い。

数字だけを見るとイケイケ感があるが、業種の負のイメージが払拭されてなければ投資マインドが高まらない可能性も。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

不動産セクターということで地味な印象だが、社名にもあるように「法律」に強いのが特徴。
IPOの地合いにされやすそうだが、状況は良さそう。

10月後半でやや隙間のある単独上場というのも後押し。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2019年7月度、連結予想EPSは255.14円。
想定価格1,360円から計算される予想PERは約5.33倍。

不動産ということで予想PERがかなり低め。現在の業績の伸びをみれば激安の印象。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約15.7億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO。
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSMBC日興証券。

公募3：売出1程度の比率。オファリングレシオはやや高めの42.4%。
全体的な枚数も1万枚と多い。

資金使途が不動産購入なので、やや大きい吸収金額は仕方のないところか？

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらない。
ストック・オプションの未行使残は300円で、15万株弱とやや多い。
ただし行使期間が2019年7月からなので差し当たっての需給影響にはならない。

少し吸収金額が大きく、オファリングレシオも高めということがあるが、
十分熟せる量でもあるし、初値が上のどこで落ち着くかが買いの多さで決まりそう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

不動産業はあまり人気がないが「法律」に強いというのは注目に値する。さらに業績の伸びが良い。
地合いに大きく左右されそうな気がするので、辛抱強く持っていれる人は業績の継続を期待して長期的にも。

ひと目的には人気化はしない、それでも法律に強いところを評価するかしないかで魅力は変わりそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

初値的には中規模で不動産業であるが、問題なくプラスの結果が望めそう。
そこからは、法律特化で業績好調が維持できるかによって株価が変わりそうで、
上場後の決算などで大きく株価が上下に揺れそうな銘柄。

とりあえず申し込んで当たれば初値次第で、売買を考えたくなる銘柄か？

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です