ａｎｄ　ｆａｃｔｏｒｙ(7035)のIPO新規上場情報

ゲーム攻略アプリ、マンガアプリなど。スマートホステル運営。
オールロックアップ（180日）、1円ストックオプション。

吸収金額やや大きめで、想定価格も織り込まれいる印象だが、業態的に人気しそう。
IPO不調でも2倍程度は見込めそうで、空白期間がうまく作用すれば初値オーバーシュートの可能性も。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

9月の上旬上場で間が空くものの大型東証2部銘柄と同時上場。
強弱別れて、逆にこちらに注目が集まりやすい環境か？

社名や業態など、注目度の点からは好感。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2018年8月度、単独予想EPSは52.29円。
想定価格2,470円から計算される予想PERは約47.24倍。

連結子会社を吸収合併するため単体指標となる。
業績急進中だが、価格設定的にはやや見込まれている印象。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約21.1億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO。
上場市場は東証マザーズ。主幹事はみずほ証券。

公募売出比は若干公募が多い程度、オファリングレシオは若干低めでこの規模でも供給は控えめ。

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらない。大株主は売出ありで、
ロックアップが100％で180日と完璧な状況。
ただし、1円ストック・オプションの未行使残が大量にあり、すでに行使期間に入っている。

吸収規模の大きさや公開価格がやや割高なのは気になるが、
その分、ロックアップがしっかりとかかっている印象。
単に上場して終わりという気配を見せてないため、上場時の需給面は大丈夫か？

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

主にスマホアプリ関係、IoT技術を活かした新スタイルのホステル事業など新規性は高く魅力あり。
すでにマンガアプリなどは浸透気味で今後の爆発力にも期待できそう。

注目されやすい業態のため、どこかで大口の買いなどが入るなどの要素も出てきそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

面白みのある銘柄が9月の頭にそれなりの規模で登場。
9月IPOを占う意味でも好結果を期待したい。

枚数もそれなりにあるので、小粒IPOより当選期待も少しだけアップか？
価格設定はすでに見込まれているが、業態の期待度や注目度からすればまだ伸びる余地は十分にありそう。

長期的には一発もある博打的要素のある事業。
短期的にはそれを見込んで、セカンダリー相場にはなりやすそうで自然と高評価になる。
2倍付近でちょうど5,000円台となり初値目途になりやすい。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です