アイ・ピー・エス（銘柄名：ＩＰＳ）(4390)のIPO新規上場情報

フィリピンでのネットワークインフラ事業。日本ではコールセンターに在留外国人を人材派遣業として国際間ギャップをうまく利用している？
副業的に眼科クリニック運営か？

業績も良く小型で人気が出そうだが、フィリピン事業の会社が日本で上場は意義に違和感が多少あり。海外リスクも潜在している。

個人的には事業とか企業理念は好きな方だが、やはり日本の株式市場に上場しなくてもいいのでは感がある。

とりあえず初値的には問題なさそう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

一瞬iPS細胞関連かと思わす社名も、主にフィリピンでのネットワークインフラ事業。
国内でも外国人向けネット事業を行っている。

海外ギャップの事業はチャンスも多いがリスクも多い印象。
注目度的にはマザーズネット系ということで高い方か？

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2019年3月度、連結予想EPSは247.52円。
想定価格3,730円から計算される予想PERは約15.07倍。

業績急上昇中で想定価格には割安感あり。
逆にこの想定価格の安さと値ガサになっている状況に疑問を感じるほど。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約13.7億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO。
上場市場は東証マザーズ。主幹事はみずほ証券。

全数公募の3,200枚、オファリングレシオも低めの水準で好感。

既存株主にベンチャーキャピタルからの出資は多く15～20％程度あり。
ロックアップが1.5倍で解除されるため、売出もないところから売ってくる可能性あり。
ストックオプションの未行使残も350円価格で17万株程度行使可能と売り圧力になりそう。

希少感が出ていて、需給面では良好だが初値以降の売り圧力に注意。
値ガサなだけに初値はハイリスク・ハイリターン系となりそう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

ネットインフラ系は人気業種。さらに派生してコールセンター・医療関係も展開。
業績の伸びもよくビジネス上手という印象。ただし海外リスクは潜在しているので、注意したいところ。

激しい株価の値動きが上場後も予想されそうで、ボラティリティを求める方には魅力ありか？

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

マザーズ4社同時上場の一角で、吸収金額は一番大きい。
値ガサ感もあり1枚あたりの利益は大きくなりそうで積極参加。

初値が付いてからはマネーゲーム的な激しい株価の動きになりそう。
リスクも高そうな銘柄だが、公募で貰える分にはかなり欲しく高い初値になるならラッキー銘柄。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です