アジャイルメディア・ネットワーク(6573)のIPO新規上場情報

公募売出総数1240枚の超プレミアチケット。
業種も人気のソーシャル活用系。
業績好調で売上げ右肩上がり、利益も急伸の可能性。

上記株主にはベンチャーキャピタル豊富だが、枚数自体はそれ程多くない。時価総額をみても狙われやすい銘柄になりそう。

S級の雰囲気だが、枚数が少なすぎて公募ゲットの妙味には欠ける。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

マザーズ上場、超小粒のプラチナチケット案件。
ソーシャル系で話題性も高くなりそう。

注目度は高いが、枚数が少なすぎて欲しくても手に入らない。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2018年12月度、単体予想EPSは153.08円。
想定価格2,640円から計算される予想PERは約17.25倍。

業績も良い中、しっかりとした割安感を感じる価格設定。
価格設定が弱気すぎないか？と感じるほど。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約3.76億円（想定価格ベースOA分含む）の小粒IPO、
上場市場は東証マザーズ、主幹事はみずほ証券。

公募売出総数1240枚の超プラチナチケット。

既存株主にベンチャーキャピタル系の持ち分は多いが、それぞれの株数はそれほど多くはない。
上場の価格設定も強気ではないので、もっと高くなってから手放しそう。
ストック・オプションの未行使残も行使価格がやや高めの設定で、もっと高い株価を見込んでいる様相。

正直、もっと売り出し数増やして価格設定高くしても良かったのではというぐらい絞り気味。
かなり値上がっても買い圧力が優勢な需給関係に見える。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

口コミやアンバサダー、インフルエンサー適用のネットマーケティングはトレンドとして感じる。
ステルスマーケティングではなく、広告を広告として載せるしっかりとした宣伝手法として魅力あり。

吸収金額、想定価格、時価総額のどれもが小さく、IPOの出し方として魅力的。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

内容としてはS級評価のIPOだが、公募取得の難しさから言えば1点減点してA級としたい。
もう少し売り出し数を増やして、公募組にチャンスを提供して欲しかったところ。

銘柄としては売上げも利益も伸び盛りで、業種的にも期待されやすそうな銘柄。
「アンバサダー」「アジャイルメディア」というネーミングが効いて、企業に協力したいファンも増えそう。

積極的参加と言いたいが、期待してもゲットしにくいので奇跡を待つようなイメージで捉えたい。

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です