オプトラン(6235)のIPO新規上場情報

メモ：ロックアップはその他37名ほどにかかっており（90日or1.5倍）掲載よりもロックアップカバー数は高い。ほぼ個人には掛かっている。

機械セクターの大型系（1部上場予定）。直近予想が急成長。スマホ向け受注拡大？

思ったほど悪くない第一印象だが過密スケジュールで初値的には判断に迷うところ。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

１２月２０日はここと森六ホールディングスの２つの大型上場となる。
東証１部上場予定が２社ということになり、資金分散傾向には注意したい。

急成長でこちらが注目されてもいいが、上場日の注目分散としては急成長が意識されるか疑問。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2017年12月度の単体予想EPSは132.3円。
想定価格1,460円から計算される予想PERは約11.04倍。

今期急成長中で、事業の光学薄膜はスマホなど様々な製品な必要な技術で
今後も需要の伸びが見込まれている。現在の価格設定なら成長加味すれば割安といえる。。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約120億円（想定価格ベースOA分含む）の大型IPO、
上場市場は時価総額的に東証1部上場予定。主幹事は大和証券。

売出比率41.7%で公募が売出より若干多い。
ベンチャーキャピタルからの出資が散見されるが、ロックアップあり1.5倍の解除要項となっているが
初値や規模の重さを考えると、逆にロックアップまで安心感がある。

ストック・オプションの未行使残は2018年1月から行使可能な株数が約300万株、行使価格は310円。
急成長が助長してストック・オプションはかなりお得なものになった印象。

需給面では同日に大型上場2社。残念ながら優位性はないとみる。
しかしながら市場好調でやや投資金余り感も感じるので、通常状態ではないとみるのも一つ。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

東証1部上場ながら高い成長率は評価されそう。
スマホなどの最新機器の分野で必要とされており、今後も数年は需要の伸びが観測されている。

上場時の株価は、まだまだ割安感があると感じる投資家も多いのではないか？
最新機器のコアとなる技術というのが評判になれば、大型でも大量の資金流入の可能性あり。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

大型なのでBBスタンスや初値予想の判断としてはC評価（微妙）を継続。
ただ、高い成長率など期待度も高く公募割れ不安は少なめで、どちらかというと初値からセカンダリーに欠けて
上値を追いやすい銘柄と見る。気持ち的にはB評価に近いC評価。

服飾系でユニクロなどに提供している影の役者がマツオカコーポレーションなら、
こちらは機器系でアップルなどに提供している影の役者と言える。

服飾系は分かりやすく人気を集めそうだが、機械の中身というのはややマニア向けな印象で、
その点で注目が伝わりにくいのではと考え、やや控えめなBBスタンスとしました。

全体考察
総合得点は5点で、私のBBスタンスはC評価です