ネットマーケティング(6175)のIPO新規上場情報

2015年上場予定も頓挫、出直しIPO.今度は東証マザーズではなくジャスダックスタンダード。
SBI証券主幹事。

前回予定時の吸収金額の約半分で規模を落としてきた。2度目の失敗は許されず、買得になっているか？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

2015年に一度上場予定も、取引先の関係上で業績に大きく影響が出そうで中止となった。
2016年は減収だが、取引先の見直しで今後はまた伸びてきそうな予想。

またマザーズではなくジャスダックスタンダードでの上場スタート。
再挑戦でしかもSBI証券主幹事、注目度はそれなりに高そう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2017年6月度の連結予想EPSは39.2円。
想定価格1,010円から計算される予想PERは約25.77倍。

ネット広告関連で成長を加味すれば、妥当な範囲の価格設定と見る。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約11.1億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場はジャスダックスタンダード。主幹事はSBI証券。

売り出し比率はやや高く70％程度、しかしながらオファリングレシオは低い。

既存株主にベンチャーキャピタルの名が散見される。ロックアップはかかっているが、
1.5倍で解除となるので、1.5倍価格はかなり意識されそう。
ストック・オプションの未行使残も180円という低価格で57万株程度と大量。

売り玉の多さは気になるところで、特に1.5倍価格に注意か？

上場日は3月の最終戦。幸いなことに単独上場でその後に上場銘柄は1週間空く。
3月最終戦としてそれなりの買い需要が見込めそう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

上場銘柄も多く、やや新規性からは外れてきているネット広告業だが根強い人気はある。
特長としてはマーケティング支援やマッチングサービス自社メディアの模様。

魅力という点では業績なりと考えておけばよいか？

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

2015年に一旦頓挫したが、2年後の再挑戦となる。
一度、失敗したら結局上場しない銘柄もあるがしっかりと再チャレンジするのは評価。
またかなり吸収規模や価格設定を下げており、前回よりお買い得感を演出。

上場ラッシュで買い疲れもあり、1.5倍の目処がかなり気になるので、
ベースの予想としては1.5倍で一致しそうな銘柄。その後は自信がある方は参加、興味が無い方は退散か？

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です