マーキュリアインベストメント(7190)のIPO新規上場情報

投資ファンド、平均給与1000万超え。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

ファンド事業運営で、最近ではライフネット生命をIPOまで持ってきた。
ただ、IPOとしては初値高騰しにくい分野。

東証2部上場ということもあり、上場当初の注目度は低そう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2016年12月度の連結予想EPSは178.44円。
想定価格1,640円から計算される予想PERは約9.19倍。

想定価格でもそれなりに割安感があるのだが、仮条件では更に値下げ。
割安面からでは買いやすくなっているといえる。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約17.1億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証2部。主幹事はSMBC日興証券。

売り出し比率41.8％と公募の方が多い。枚数もそこそこ。

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらず、銀行系や商社などの資金がバックボーン。
ロックアップの掛かりもよく基本的に売り圧力は少ない印象。
ストック・オプションは翌年12月から行使期間とまだまだ先で行使価格も妥当なところ。

需給面ではこれと言って問題になるところは見当たらない。
どちらかと言うと買い圧力が人気薄でなかった場合が心配という印象。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

投資運用先が気になるが、投資先が中国など勝負しているけど大丈夫か？という印象もある。
個人的には上場時にそれほど資金を集めず、東証2部からスタートするというのは好感を持つ。

ただ、敢えて個人投資家が出資するような銘柄でもない印象。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

仮条件も下げてきたことから初値は奮わなくても、下値不安は少ない銘柄と見る。
12月の予想配当も45円と仮条件上限でも3％以上の利回りとなる。

初値こそ人気薄で初値売りの利益は望みにくいかもしれないが、
中期的な投資では利益も出せそうな銘柄。

あえて公募取りを頑張る必要はないと思うがD評価するほど酷いとも思わなかったので、
最初の評価から少し挙げて総合評価はC評価としました。

全体考察
総合得点は4点で、私のBBスタンスはC評価です