アートグリーン(3419)のIPO新規上場情報

名証セントレックスへの上場は2014年11月以来。
吸収金額の1億以下の極小IPO.エイチ・エス証券主幹事。
オリジナルブランド「化粧蘭」あり。地味な上場となりそうだがどうか？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

卸売業の地味業種、上場市場も地味でラッシュの中に埋もれる銘柄。
注目度の点では低く、同日に3社同時上場も気になる。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2016年10月度の単体予想EPSは47.65円。
想定価格380円から計算される予想PERは約7.97倍。

業績は緩やかに伸びており、PERからみてもIPOディスカウント設定になっている。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約0.87億円（想定価格ベースOA分含む）の小粒IPO、
上場市場は名証セントレックス市場で主幹事はエイチ・エス証券。

全数公募による2000枚。

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらない。
ただしストック・オプションは148円価格で6万株が行使可能。

それほど売り玉と買い需要がバチバチするようなIPOにはならないが、
基本的に1億以下の吸収金額では、割安感もあるので大丈夫だろう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

胡蝶蘭ビジネスで、特殊な部分としてはコチョウランに化粧というか文字入れや模様ができる。
いつまでも花をギフトとして扱うことはあると思うので、
一定の需要の中で、化粧蘭のようなものがどれだけ評判を得るか？

地味に上場後も、緩やかな成長を遂げそうな企業とは感じる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

非常に地味で初値高騰は微妙となるが、割安感は認められるので、
参加しても損はない程度。

値嵩でもないので、1枚当選しても利益はしれており注力はしにくい銘柄か？
一方、軽さから一気に火がつくこともあり、そのあたりはセカンダリーというか
仕手株的な見方も、地方市場IPOは恒例。

無視する人が多く、意外に当たりやすいので小利益には持って来い。

全体考察
総合得点は6点で、私のBBスタンスはB評価です