バルニバービ(3418)のIPO新規上場情報

小売・飲食店系。
業績は売上上り調子。参考は先日のSLDあたりか？
若干、郵政前の10月末のIPOスケジュールが過密になってきているのが気になる。
もちろん優待新設にも期待。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

社名を見ても感じ取れるように、飲食店経営としては独自性が高く注目度は高め。

店舗数も少な目で単価高め、ブランド志向がある。
デフレ時代が終わっていく流れなら、業績好調が続く気がする。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2016年7月度の連結予想EPSは159.95円。
想定価格2,350円から計算される予想PERは約14.69倍。

飲食系小売は軒並みPER20倍以上が多く、想定価格では割安感あり。
業績の伸びも好調だが、それほど急伸は望んでない模様。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約13.3億円（想定価格ベースOA分含む）の小～中型IPO、
上場市場は東証マザーズで主幹事はSMBC日興証券。

公募売出比はほぼ半数ずつ。

V.C.の出資は見当たらず、ロックアップ条件もガチガチの180日。
ストック・オプションは1,100円価格であるが、翌年8月まで行使期間に入らない。

需給面は概ね良好だが、郵政IPO前というのが初値押し下げ要因だろう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

残念ながら経営店舗に足を運んだことがないが、
ホームページ上などでお店情報を見る限り、流行ってそうだし行ってみたいと感じる経営手法。

独自開発や大学内レストラン、海外ブランドの日本上陸など、
通常の店舗計画とは異なる戦略が多いのが独自性か？

株主優待が出るかどうか？どういった価値のものになるか難しいが、
恐らく商品券より、割引クーポン系になりそうなのが不安か？でも優待新設にも期待したい。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

飲食系にしては、独自性があり面白いIPO。
また既存株主へのロックアップの掛かり方など、上場がイグジットではなく前向き姿勢を感じる。

一方、一気に店舗数を増やす戦略ではなさそうなのでじっくり資産価値を高めそうな銘柄か？
主幹事は郵政前に、それなりに良い銘柄を2つも用意したイメージ。
むしろ郵政前に耐えられるIPOという意味か？セカンダリーは狙いやすいかもしれない。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です