綿半ホールディングスのIPO新規上場情報

ホームセンター業、ジョイフル本田連想も。
東証2部銘柄で地味感あり。
枚数は多いが想定価格が低く吸収金額はそれほどでもセット売りか？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

地方のホームセンター事業で地味感は否めない。
なんとなく読めなさそうな漢字社名にホールディングスと大きく見せようとしているセンスに残念感が漂う。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2015年3月度の連結予想EPSは147.82円。
想定価格640円から計算される予想PERは約4.33倍。

数字的にも十分な割安感を出した格好だ。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約17.7億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証2部。主幹事はみずほ証券。

公募売出比は３：２程度で公募のほうが多い。

ベンチャーキャピタルの保有も若干確認され400千株程度でボリュームが小さい。

・ストックオプションの未行使残高の状況

ストック・オプションの未行使残はなし。

既存株主が多数に渡り、上位株主にはロックアップがあるもののそれ以下にはかかっていない。
その潜在的な売りは多少あるが、地方の出資者への御礼上場を考えると止む終えないか？

需給面では東証2部銘柄ではちょっと厳し目に感じる。特に買いが入りにくそうな印象。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

地方のホームセンター事業に魅力を感じる人は少ないだろう。
地元応援・地元還元といった感じで上場企業としての魅力が少ないのではないか？

綿半ではなくWATAHANブランド的なものまでやる気があるかどうか？

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

割安感はあるものの新規上場としての魅力に欠ける銘柄。
すでに同業種で上場銘柄も多く、その中には特色を見せる銘柄もある。

さらに特色に薄い地方ホームセンターが、上場市場の中で立ち位置がどうなるかが課題。

全体考察
総合得点は4点で、私のBBスタンスはC評価です