ホットランドのIPO新規上場情報

銀だこのホットランドがマザーズに上場、主幹事大和証券。
業績は売上は緩やかながら増加基調、利益はそこそこ
小売業ということでリスクも高いが、個人的には海外でたこ焼きを頑張って広めて欲しい

吸収金額高めながら、使途は新規出店のためなので好感

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

「築地銀だこ」「銀のあん」など一般に結構知られているフランチャイズ形式の小売業。
知名度的に注目度はそこそこありそう。

規模がそこそこある中、マザーズスタートというのも好感

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年12月度の連結予想EPSは108.75円。
想定価格2,110円から計算される予想PERは約19.4倍。

業績としては黒字化から新規出店を増やし売上拡大を目指したいところ。
上場は良いアピールになりそうだが、小売業ではやや高めのPERで妥当設定か。

個人的には2000円以下スタートぐらいがバリュー面でも美味しく見えたのにと感じる。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約42.6億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は大和証券。

公募売出比はほぼ半々。OA分を加味するとやや売り出し側優勢・・・。

ベンチャーキャピタルからの出資は推定176千株。（一部売出）
またロックアップの掛かりもよくV.C.は対象他、大株主はほぼ対象。
ロックアップは90日間、発行価格の1.5倍以上で解除となる。

逆に言えば1.5倍価格はかなり目安になりそう。

・ストックオプションの未行使残高の状況

総会決議　　対象株数　行使価格　行使期間
11年12月　　366,100株　500円　14年12月～22年12月

今回の吸収額からすればV.C.もS.O.も数が少なく影響力は少ないか？

影響力があるのはやはりガチガチのロックアップが解除になる1.5倍価格か？

また公開株数も多いため需給面で初値高騰は見込みづらい。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

やはり知名度の高さから人気化はしそう。認知向上の為の上場メリットはあるだろう。
また株主優待発表などの期待も高まる。

魅力の面では新規出店が肝となるため、国内だけでなく海外も視野に入れたい。
後は異業種展開も考えていそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

2014年9月の上場は全部で８つ、全てマザーズとなるが後半にかけて規模も大きく
ホットランドは同時上場となる。需給面でやや吸収金額が大きいために気になる部分はあり。

ただし、ブランドの知名度は高く人気化はしそう。
枚数が多く当選もしやすい銘柄なので初値高騰は期待せず参加姿勢か？

全体考察
総合得点は6点で、私のBBスタンスはB評価です