ジェネレーションパスのIPO新規上場情報

マザーネット・小売業、過去数年にも同業種多数ありで比較しやすい。
ANAPや夢展望など上場後の株価がかなり悪いので影響あるか？
リコメン堂の他、写真事業、ブライダル事業が前身。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

ネット小売業だが、どちらかと言えばクラウドマーケティング系の模様。

ネット小売業として比較されると、近頃のIPOでやや悪いパフォーマンスが目立つ。
その為、やや敬遠され気味の注目度になるのではないか？

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年12月度の連結予想EPSは57.33円。
想定価格1,090円から計算される予想PERは約19倍。

足元の業績の伸びもよく妥当な想定価格と言えそう。
ただしネット系を意識されるか？小売系を意識されるかで割安評価は変わってきそうだ。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約5.89億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は野村證券。

公募売出比、ほぼ同数程度。若干公募が多い程度。

ベンチャーキャピタルからの出資はなし。
ロックアップは親族など上位大株主にしっかり掛かっている90日間。

・ストックオプションの未行使残高の状況

総会決議　　対象株数　行使価格　行使期間
13年11月　18,900株　700円　15年11月～23年11月

ストック・オプションも18.9千株と少なく上場後しばらくは行使できない。
価格も700円とずば抜けて低いわけでもなく売り圧力に対する配慮はかなりされている。

上場後の需給面はかなり良さげだが、初値が高騰し過ぎるとネット小売系の二の舞いになりそう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

抜群の伸びではないが安定した増収を今後も見込めそうな企業。
個人的には他のネットショップ系銘柄に比べると
何でも扱いつつマーケティング重視になっている点を評価したい。

結局、大手ネットモール（楽天、アマゾン、ヤフーなど）を利用したECサイト販売という点では
独自の強みがなかなか活かせなさそうなところが課題か？

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

総合評価的にはやや高めに見積もりたいが、爆発力はない銘柄。
そこに誤って初値で高くなると苦しくなりそうで、しっかりとした門出を迎えて欲しい。

需給面がかなりいい為、上場ラッシュの間で買い疲れで安く付けばチャンス。
ただ公募株の取得しにくい野村主幹事なので、上場時に人気化し
結局は手を出しにくい初値がつきそうな予感。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です