フィックスターズのIPO新規上場情報

業績順調、超軽量案件、東証マザーズ。
半導体でもややソフト系でこういうのならOK!

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

東証マザーズの超小型案件、IPO好きに注目が集まる銘柄。
ただし日程的には西武HDを含む3社同時上場なので注意

ただ煽りを受けるのは他の銘柄だろう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年9月度の連結予想EPSは202.24円。
想定価格3,350円から計算される予想PERは約16.6倍。

高PERに思えるかもしれないが、業績の伸び同業種で比べると妥当。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約4.78億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券。

なんといっても公募売出合わせて1000枚強のプラチナ案件

推定のV.C.保有数は140.5千株。またロックアップ対象外
枚数的に公募売出数とほぼ同数あり、ここは意識しておきたいところ。

・ストックオプションの未行使残高の状況

総会決議 行使価格（円） 対象株数（株） 行使期間
07年2月 1,000　26,000 10年2月～15年2月
07年12月 2,500　23,000 10年12月～15年12月
07年12月 2,500　2,500 10年12月～15年12月
07年12月 2,500　2,000 10年12月～15年12月
08年12月 2,500　2,000 11年1月～15年12月
10年12月 2,500　12,000 13年12月～18年12月
07年12月 3,000　50,000 14年12月～21年12月

ストック・オプションに関しては最大の5万株の行使期間を考えるとそれほど多くない。
価格も公募価格に比較して、それほど安くなく影響は大きくないと感じる。

ただV.C.とSO合わせてそれなりの売り要因があることを踏まえておいた方がいい。
焦点はその売りを熟して上に行けるものを持っているかどうか？

初値に関しては需給面で希少価値があり問題ないだろう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

映像・画像処理ソフトウェアの技術力が評価され業績を伸ばしている。
まだまだ成長できる分野でもあり魅力は高い。

まだ規模が小さいうちに株を持っておきたいと少し感じさせる銘柄。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

まずマイナス点から書くと3社同時上場、それなりの売り要因がある部分。
しかしながらプラチナ案件であり、高い技術力で業績を伸ばしているとなれば是非とも欲しい銘柄。

セカンダリーではV.C.やSOの売りと、どこまでなら買えるといったセカンダリ勢の
4月最後の戦いが見れるか？

もちろん公募で是非とも貰いたい銘柄。
また西武HDの煽りを受けて安く付くことを期待する・・・

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です