ダイキョーニシカワのIPO新規上場情報

業績横ばい、地味な産業の地方銘柄。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

広島県地盤の化学メーカー。基本的には自動車の樹脂部品を作成して
大手自動車メーカーに納入する事業。

東証1部か2部かで注目度、及び資金吸収力が異なりそう。

注目度的にはあまりないと感じる。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年3月度の連結予想EPSは254.43円。
想定価格1,450円から計算される予想PERは約5.7倍。
低PERでしっかりディスカウントはされている模様。

ただし仮条件を上げてきており上限1600円なら予想PER約6.29倍となる

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約61億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証1部or2部で公開価格決定後に決定。主幹事は野村證券。

ロックアップは90日間、第1位株主のV.C.含め大株主にはほぼ掛かっている。
解除価格は1.5倍。

ストック・オプションなし。

地味で古い会社の割にはV.C.が大多数の株を占めているのは気になる。
ここは長期保有したくないなという感触あり。

あまり人気もなさそうで、買い需要もないが幹事団がしっかりしており、
すぐに売りに出すような人へあまり出回らないのではという感触もあり。

上場日の出来高は低くても穏便な初値で始まるかもしれない。

需給面でマイナスプラスで判断するなら、個人的にはややマイナスとした い。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

技術を活かして、自動車以外の産業へも手を伸ばしている模様だが、
これといって気になるところがない。

あまり意義の感じにくい上場と感じて、微妙な銘柄だろう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

全体的に地味な感じは否めなく、特典としてやや割安な価格設定あたり。

同日上場こそ無いが、3月IPOはすでに多く発表されており、
この上場の後には注目度の浴びる大型上場があり、
非常に閑散とした上場日を迎えるのではないだろうか？

公募割れこそしないが、手数料分プラス程度でも仕方ないといった態度が必要。

全体考察
総合得点は5点で、私のBBスタンスはC評価です