オンコリスバイオファーマのIPO新規上場情報

創薬ベンチャー

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

久しぶりのバイオ関連の上場、iPS細胞関連などで湧いた時期からは
一呼吸置いたがまだ記憶に新しい部分とは言える。

現状の環境としては、まだまだ注目度はあるとみる。
一方、IPOが連続してそろそろ買い疲れの時期に上場なのは注意したい。
（とはいえ、同日上場銘柄がないのは好材料）

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2013年12月度の単独予想EPSは-114.71円。
赤字バイオベンチャーなのでPREなどの指標は無意味。

価格設定と言うよりかは、ベンチャー事業にリスク投資できるかという見方がポイント。
IPO的に見るとバイオ関連の状況が大きく参考になる。

ハイリスクハイリターンだと思うが、初値的には面白い。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約61.8億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSMBC日興証券。

バイオ銘柄らしく吸収規模が大きい。マザーズ上場なので見栄えがいいか？

ベンチャーキャピタルの推定保有数は約253万株。
V.C.へのロックアップ掛かりは良いが1.5倍以上で売却可能なので、
その程度の価格へ行くとなればあまり関係ないか？長期保有リスクは高い。

ストック・オプションの未行使残高は107万株程度。
全数上場後行使可能で100円～1000円の価格と幅広い。

全般的にリスクは高め。ただバイオへの注目もありそう で、上場日が重なってないのは本当に良かった。

 ４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

今やIPOの醍醐味的にも評されるバイオ関連。
そのバイオ関連でも久しぶりなので、その分人気化が見込まれる。

魅力的には、私は長くIPOを見てきていてバイオ関連の酷さや、
個人的にバイオ関連の人の知り合いもいるので、内情はなんとも言えません（笑）

IPOはいいけど、未公開株なんかは是非注意してくださいね^^;

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

主幹事でSMBC日興証券で、配分されやすいのは好感。
後はバイオ関連への注目度がどうか？

今のIPO人気の一つはバイオ系人気から来ている部分もあるので大丈夫とは考える。
ただし過度な期待は禁物とも付け加えておきたい。

時期が違うがIPOが駄目な時は赤字バイオは公募割れ候補No.1とも言えた・・・

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です