ライドオン・エクスプレスのIPO新規上場情報

銀のさらなど宅配サービスで知名度は高い
業績の伸びも順調であるが、東証マザーズらしくはあまりない感じもと思ったら以外に若い企業。
規模やや大きめ。野村主幹事ながら枚数多く多少は入手しやすい。
売出多し（ジャフコ系）

今年のIPOの流れなら大丈夫か？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

「銀のさら」などよく見る宅配事業フランチャイズ。
個人からも注目度は高そう。さらに高齢化社会などから宅配事業に可能性も感じる。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2014年3月度の単独予想EPSは122.09円。
想定価格1,790円から計算されるPERは約16.7倍。

やや高めのPERだが、現在の高い成長性と今のIPOの好調さがあれば
さらに高い価格も見込めそう。

同業種比較としては、今年上場のオイシックスなどが参考になるか？

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約21.4億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は野村證券。

ベンチャーキャピタルの推定保有数は174万株。
基本的に上位陣の既存株主にはロックアップが掛かっている。
ロックアップは90日間、または発行価格の1.5倍以上で売却可能。
ちょっと荷もたれ感のあるIPOなので1.5倍価格は気になる。

ストック・オプションの未行使残高は75万株程度。
そのうち殆どが上場後行使可能。価格帯は300円～835円。

ややボリュームがあるのが気になり12月はIPOが重なるので、
ひょっとするとそこまで高くない初値がつく印象も。

また1.5倍でロックアップ解除となるので需給面ではそこそこ厳しさを 感じる。

 ４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

宅配事業フランチャイズとして知名度が高くなっている。
上場することにより、さらに知名度が高まるメリットがありそう。

さらに食品や食材宅配事業は、まだ可能性がある部分もあり多少は魅力がある。

一方、まだ荒削りな営業姿勢など課題も多少ある。
（クリーニング事業の廃止、ポスティング戦略など）

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

物凄く個人的なことだが学生時代にキャノピーに乗って宅配バイトをしていました。

そういう人も多いし、結構利用した方も多いかもしれません。
その点で知名度の高さを感じ人気は高まりそうな気がします。

一方、IPOが続くならやや荷もたれ感があり、売り方の圧力も強いです。
主幹事野村證券で取りにくい割には初値もそこそこといった結果になるかもしれません。

といいつつマザーズ上場で業績の伸びもいいので評価的にはA評価です。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です