サクセスホールディングスのIPO新規上場情報

日程・概要
割当
業績・株主
スタンス・評価
読者予想

サクセスホールディングスの概要

市場：JQS (サービス業)

事業内容：保育事業（受託保育，公的保育）

サクセスホールディングスのIPO(新規上場)日程関連

仮条件決定日	2012/07/17 (火)
ＢＢ期間	開始： 2012/07/19 (木) ～終了： 2012/07/25 (水)
公募価格決定	2012/07/26 (木)
購入申込期間	開始： 2012/07/30 (月) ～終了： 2012/08/02 (木)
上場予定日	2012/08/07 (火)

サクセスホールディングスのIPO(新規上場)基本情報

公募株式数	総計：380,000株（公募：140,000株 / 売出：240,000株）売出株式比率：63.2%
O.A.分	57,000株（O.A.=オーバーアロットメント）
発行済株数	1,690,000株（上場時、公募株数含む）
OR	25.9% （オファリング・レシオ、OA分含む計算）
想定価格	2,000円
仮条件価格	1,950～2,050円 (変動率：-2.5% ～+2.5% 中立 )
公募価格	2,050円（想定価格との差：+50円 / +2.5% ）
IPOの資金用途	100％子会社である株式会社サクセスアカデミーへの貸付に充当する予定。同社においては公的保育事業における開設予定の認可保育園用不動産の賃貸借に伴う保証金、園舎・附属設備の建築工事代金及びその他什器設備等への支払として充当する予定

サクセスホールディングスのIPO価格マトリックス（価格・吸収金額・時価総額）

	想定価格	公開価格	初値	現在値
株価	2,000円	2,050円 +50円	2,500円 +450円	1,006円分割 2倍 (-488円)
変化率		+2.5%	+22.0%	-19.5%
吸収金額	8.74億円	8.95億円 +0.21億円	10.9億円 +1.96億円
時価総額	33.8億円	34.6億円 +0.84億円	42.2億円 +7.60億円	120億円 +78.1億円

※左から右へ時系列的に並んでいます。増減比は左のカラム（行）に対するものです。

※吸収金額はOA（オーバーアロットメント）分を含んで計算しています。

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サクセスホールディングスの取り扱い証券会社と引受割合・シンジケート

主幹事証券

野村證券

幹事団と割当

証券会社名	割当数	割当(%)	抽選配分
野村證券	323,000株	85.00%	291枚
SMBC日興証券	30,400株	8.00%	30枚
いちよし証券	11,400株	3.00%	1枚
SBI証券	7,600株	2.00%	34枚
マネックス証券	3,800株	1.00%	38枚
極東証券	3,800株	1.00%	-枚
(その他：野村ネット＆コール)

※抽選配分は過去の個人投資家への同一条件抽選状況をもとに、およその配分量を算出したものです。

企業データ

会社名	サクセスホールディングス
所在地	神奈川県藤沢市鵠沼石上一丁目１番15 号
設立	2010年11月01日
従業員数	1,127人
監査法人	新日本有限責任監査法人

サクセスホールディングスの概況（直近の経営指標、業績予想）

サクセスホールディングスのストックオプション（新株予約権）の状況

データ未更新。2015年6月以降の上場銘柄に関して情報更新中です。

日程・概要
割当
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スタンス・評価
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サクセスホールディングスの初値予想・評価・BBスタンス・初値結果関連

BB参加姿勢	評価： (B:やや積極的)
初値予想 (BB開始時)	2,180円（想定価格比: +180円/+9.0%）
直前予想 (上場前)	2,460円（公募比: +410円/+20.0%）
初値	2,500円（公募比: +450円/+22.0%）

※評価はＳ～Ｄまで、初値予想はＢＢ開始時と上場前直前に行っています。

・新規承認時の第一印象

2010年にホールディングとして設立。
もともとは学習塾から保育事業へ。
保育系の事業は、少子化対策の点からこういった企業が活躍していく可能性はある。
事業の伸びは順調の模様。

・ブックビルディング姿勢に対するコメント

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目
８月１つ目の上場、市場はジャスダックスタンダード。
付近に他のIPOの上場がなく、その点で注目度は高まりそう。

業態も保育事業ということで、あまり新鮮味は感じない。
ただサービス自体は新形態な部分もある模様。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から
2012年12月度の連結予想ＥＰＳは190.05(T社)。
想定価格2,000円で計算するとＰＥＲは10.5倍程度。

売上、利益共に増加傾向な点をみるととりあえずは妥当な価格設定。
ただ一気に伸びる可能性はなかなか考えにくい点で微妙。
（PERでみて割安な銘柄はたくさんあるので）

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係
吸収金額は約8.74億円（想定価格ベースOA分含む）、
上場市場はジャスダックスタンダード、規模は小型だが今の地合いでは
これでもそこそこ資金集めがギリギリ程度。

枚数は４０００枚程度で、売り出しが公募の約２倍程度となっている。

ストック・オプションはなし。

ベンチャーキャピタルの推定保有株数は45万株ほど、
しかし全数がロックアップ対象の模様で１．５倍、９０日で解除となる。

売り出しが若干多いが、上場時にV.C.の売り不安やストックオプションがないのは
公募で参加する安心感がある。

若干、規模が大きいが主幹事、野村證券なので十分こなせると考えれば
需給面では良好と見る。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

マザーズ・小型・ネット系といったIPOの定番人気はないが、
業績の伸びもそこそこで業種も、保育事業は政府の後押しも今後出てきそうな
内容で、期待が出来る部分とは考える。

上場企業としてしっかり頑張ってもらいたい業種と考えれば応援したくなる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める
総合的には初値高騰の魅力には薄いが、事業内容や現在の業績、
主幹事の強さなどを考えて、公募で参加できれば多少お得かなと感じる銘柄。

配当政策をみると、あまり配当に積極的とは見えないが、
それでも長期に株価が上がっていけば長期保有で期待する人も多いかもしれない。
事業に魅力がその考え方もありと感じる。

初値売りスタイルでみれば、とりあえずそれほど短期でプラスになる雰囲気は
乏しい気がするが、公募で取得して損のない感じなので出来れば欲しいと感じる。

全体考察
総合得点は6点で、私のBBスタンスはB評価です