ベクトルのIPO新規上場情報

日程・概要
割当
業績・株主
スタンス・評価
読者予想

ベクトルの概要

市場：東M (サービス業)

事業内容：企業の戦略的広報活動を支援するＰＲ事業

ベクトルのIPO(新規上場)日程関連

仮条件決定日	2012/03/05 (月)
ＢＢ期間	開始： 2012/03/07 (水) ～終了： 2012/03/13 (火)
公募価格決定	2012/03/14 (水)
購入申込期間	開始： 2012/03/16 (金) ～終了： 2012/03/22 (木)
上場予定日	2012/03/27 (火)

ベクトルのIPO(新規上場)基本情報

公募株式数	総計：750,000株（公募：500,000株 / 売出：250,000株）売出株式比率：33.3%
O.A.分	30,000株（O.A.=オーバーアロットメント）
発行済株数	4,175,000株（上場時、公募株数含む）
OR	18.7% （オファリング・レシオ、OA分含む計算）
想定価格	1,000円
仮条件価格	940～1,000円 (変動率：-6.0% ～0.0% 中立 )
公募価格	1,000円（想定価格との差：0円 / 0.0% ）
IPOの資金用途	ＰＲ事業（注）における①海外展開拡大のための運転資金及び設備投資資金、国内事業基盤強化のための運転資金及び設備投資資金に充当する予定

ベクトルのIPO価格マトリックス（価格・吸収金額・時価総額）

	想定価格	公開価格	初値	現在値
株価	1,000円	1,000円 ±0円	1,160円 +160円	942円分割 9倍 (+7,318円)
変化率		0.0%	+16.0%	+630.9%
吸収金額	7.80億円	7.80億円 ±0.0億円	9.04億円 +1.24億円
時価総額	41.7億円	41.7億円 ±0.0億円	48.4億円 +6.68億円	441億円 +393億円

※左から右へ時系列的に並んでいます。増減比は左のカラム（行）に対するものです。

※吸収金額はOA（オーバーアロットメント）分を含んで計算しています。

日程・概要
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ベクトルの取り扱い証券会社と引受割合・シンジケート

主幹事証券

SBI証券

幹事団と割当

証券会社名	割当数	割当(%)	抽選配分
SBI証券	615,000株	82.00%	2,768枚
SMBC日興証券	60,000株	8.00%	60枚
みずほ証券	37,500株	5.00%	38枚
髙木証券	22,500株	3.00%	-枚
いちよし証券	7,500株	1.00%	1枚
Jトラストグローバル証券（旧：エイチ・エス証券）	7,500株	1.00%	12枚
(その他：楽天証券みずほインベスターズ証券 )

※抽選配分は過去の個人投資家への同一条件抽選状況をもとに、およその配分量を算出したものです。

企業データ

会社名	ベクトル
所在地	東京都港区赤坂４丁目15番１号
設立	1993年03月30日
従業員数	11人
監査法人	東陽監査法人

ベクトルの概況（直近の経営指標、業績予想）

ベクトルのストックオプション（新株予約権）の状況

データ未更新。2015年6月以降の上場銘柄に関して情報更新中です。

日程・概要
割当
業績・株主
スタンス・評価
読者予想

ベクトルの初値予想・評価・BBスタンス・初値結果関連

BB参加姿勢	評価： (B:やや積極的)
初値予想 (BB開始時)	1,350円（想定価格比: +350円/+35.0%）
直前予想 (上場前)	1,300円（公募比: +300円/+30.0%）
初値	1,160円（公募比: +160円/+16.0%）

※評価はＳ～Ｄまで、初値予想はＢＢ開始時と上場前直前に行っています。

・新規承認時の第一印象

マザーズ上場、主幹事SBI証券
小規模、業態はサービス業だが期待できそう

・ブックビルディング姿勢に対するコメント

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目
久しぶりのネット証券主幹事のＩＰＯ。
個人投資家としてはもっと増えて欲しいという方も多いだろう

ベクトルといった企業名やマザーズ上場企業ということで
そこそこの注目度は集めそうだ。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から
2012年2月度の連結見込ＥＰＳは81.28円(T社)。
想定価格1,000円で計算するとＰＥＲは12.3倍程度。

業績の伸びは良く、このまま行けばこの程度のＰＥＲということで、
サービス業という業態を考えれば、まぁ妥当としていいＰＥＲか？

割安とはいえない価格設定というのは片隅に意識しておきたい。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係
吸収金額は約7.8億円（想定価格ベースOA分含む）、
上場市場は東証マザーズの小型IPO。
初値を押し上げるには十分な軽い吸収金額。

ただし売り側の圧力が多いのでしっかりチェックしておきたい。

まずはベンチャーキャピタルの保有株が42万株ほどありロックアップが掛かっていない。
会社関係者には180日間で解除のロックアップあり。

ストックオプションの未行使は20万株ほどが22円という行使価格である。
こちらはボリュームはやや少なくなるが価格を考えると怖い。

小粒な部分は評価できるが、売り側のロックの掛かりが弱く、
公募株と同数程度の売り圧力があると考えておきたい。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

マザーズ・小型の2点が揃ったが唯一業態がネット系でなくサービス業。

しかしながら業績の伸びが良く、ソーシャルメディアなどとの
関連性ももたせた活動をしているので楽しみな部分がある。

下手な赤字企業などに比べると人気面では悪くないといえる。
また資金の使用使途は海外展開という点もあり、
期待できる使い方を目論んでいる部分も良い点。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

主幹事がネット証券で小型マザーズ銘柄。
この2点で、まず欲しくなる銘柄。

業種もネット系ではないが、業績も良いので魅力はある。
しかしながら、割安ではない部分と売り圧力が多い点が気になる部分。

上場の軽さを考えると大丈夫だと思うが
売り時の難しい銘柄でもありそうなので、多少のプラスになればラッキーぐらいの感じで
是非とも主幹事証券でゲットして上場日を楽しみに待ちたい感じか？

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です