ピーエスシーのIPO新規上場情報

日程・概要
割当
業績・株主
スタンス・評価
読者予想

ピーエスシーの概要

市場：JQS (情報・通信業)

事業内容：医療機関向けソフトウェア製品の企画、開発、販売及びメンテナンスサービスの提供

ピーエスシーのIPO(新規上場)日程関連

仮条件決定日	2011/03/01 (火)
ＢＢ期間	開始： 2011/03/03 (木) ～終了： 2011/03/09 (水)
公募価格決定	2011/03/10 (木)
購入申込期間	開始： 2011/03/14 (月) ～終了： 2011/03/17 (木)
上場予定日	2011/03/23 (水)

ピーエスシーのIPO(新規上場)基本情報

公募株式数	総計：660,000株（公募：300,000株 / 売出：360,000株）売出株式比率：54.5%
O.A.分	99,000株（O.A.=オーバーアロットメント）
発行済株数	1,992,000株（上場時、公募株数含む）
OR	38.1% （オファリング・レシオ、OA分含む計算）
想定価格	800円
仮条件価格	800～1,000円 (変動率：0.0% ～+25.0% 強気 )
公募価格	1,000円（想定価格との差：+200円 / +25.0% ）
IPOの資金用途	社債償還資金,借入金返済資金

ピーエスシーのIPO価格マトリックス（価格・吸収金額・時価総額）

	想定価格	公開価格	初値	現在値
株価	800円	1,000円 +200円	1,020円 +20円	816円分割 12倍 (+8,772円)
変化率		+25.0%	+2.0%	+860.0%
吸収金額	6.07億円	7.59億円 +1.51億円	7.74億円 +0.15億円
時価総額	15.9億円	19.9億円 +3.98億円	20.3億円 +0.39億円	217億円 +196億円

※左から右へ時系列的に並んでいます。増減比は左のカラム（行）に対するものです。

※吸収金額はOA（オーバーアロットメント）分を含んで計算しています。

日程・概要
割当
業績・株主
スタンス・評価
読者予想

ピーエスシーの取り扱い証券会社と引受割合・シンジケート

主幹事証券

野村證券

幹事団と割当

証券会社名	割当数	割当(%)	抽選配分
野村證券	547,800株	83.00%	493枚
みずほインベスターズ証券	99,000株	15.00%	-枚
髙木証券	13,200株	2.00%	-枚
(その他：野村ネット＆コール)

※抽選配分は過去の個人投資家への同一条件抽選状況をもとに、およその配分量を算出したものです。

企業データ

会社名	ピーエスシー
所在地	愛媛県松山市永木町二丁目１番地25
設立	1985年01月26日
従業員数	75人
監査法人	有限責任監査法人トーマツ

ピーエスシーの概況（直近の経営指標、業績予想）

ピーエスシーのストックオプション（新株予約権）の状況

データ未更新。2015年6月以降の上場銘柄に関して情報更新中です。

日程・概要
割当
業績・株主
スタンス・評価
読者予想

ピーエスシーの初値予想・評価・BBスタンス・初値結果関連

BB参加姿勢	評価： (C:微妙)
初値予想 (BB開始時)	900円（想定価格比: +100円/+12.5%）
直前予想 (上場前)	900円（公募比: -100円/-10.0%）
初値	1,020円（公募比: +20円/+2.0%）

※評価はＳ～Ｄまで、初値予想はＢＢ開始時と上場前直前に行っています。

・新規承認時の第一印象

地方の小型IPO,名前的には新しそうに見えるが結構古い設立。業績の伸びは全然感じない。資金使用使途も概ね借金返済…

・ブックビルディング姿勢に対するコメント

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目
ジャスダックスタンダードで今年三つ目の上場となる銘柄。
医療用のシステム提供を行っている会社で認知度は低い。

地方会社なのも若干気になる。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から
2011年度12月期予想ＥＰＳは約106.91円
想定価格(800円)ベースでPERを計算すると約7.5倍程度となります。
10年度12月期実績でEPSは86.2円。

若干のディスカウントと、業績の伸びもあるので価格設定からは期待できそう。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係
吸収金額は約6.1億円（想定価格ベースOA分含む）、
上場市場はジャスダックスタンダード。
サイズ的には特に問題はない。公募より売出しが若干多いのがマイナス材料。
また売り要因を買いが上回るかが焦点。

ストックオプションの未行使が約15万株残っており、行使価格が250円となっている。
上場後すぐ行使可能なので、この売り圧力が非常に怖い。

ＶＣなどの保有株にはロックアップ2倍以上で90日間かかっており、
その点は問題ない。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど
地方企業というのがどうも買いが集まりにくいのではという不安がある。
ただ医療向けシステム提供には魅力もあるし、希少性もそこそこなので難しい。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める
ＩＰＯの資金用途が借金返済に使われるのがかなりのマイナス要素、
さらに売り圧力もあり、買いが入らなかったときに悲惨な結果もありえる。

若干のディスカウントも感じられるのだが、危険な感じもする。
無理に取得していく銘柄ではなさそうだ。

全体考察
総合得点は4点で、私のBBスタンスはC評価です。