不動産投資型クラウドファンディングはクラウドファンディグの中でも、「不動産特定共同事業型」として運営しているものを取り上げます。融資型クラウドファンディグの中にも不動産に注力や特化している業者もありますが、「不動産特定共同事業型」は仕組みや監督省庁(国土交通省)が別物です。

特徴としてはもともと不動産の売買や仲介・ディベロッパーとして活躍していた業者が、ファンド組成して案件としてサービスを提供しているところが多く、ほとんどのサービス業者がもともと不動産事業としての実績を持っています。

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このページでは「不動産投資型クラウドファンディング」サービスを提供している業者のそれぞれの特徴や、実際に口座開設してみて利用したサービスの印象などを紹介致します。

これから不動産投資型クラウドファンディングを利用してみたいという人の業者選びの参考になればと思います。

【不動産投資型クラウドファンディング掲載事業者リスト】

数多くの不動産投資型クラウドファンディングサービスを掲載していますが、全体を通して人気で供給が追いついていない状態です。先着順でも抽選式でもなかなか投資できないほど需要が高い分野となっていますので複数のサービスに登録しておき、投資のチャンスを逃さないようにしたいですね。

なお、投資家登録は無料が基本です。手元に増えない資金が眠ってしまっている方には非常にオススメしたいサービスになります。

ownersbook(オーナーズブック)

OwnersBook(オーナーズブック)は2014年にサービス開始国内初の不動産特化型クラウドファンディングとして活躍。2017年には運営会社が国内市場に上場している。フィンテック事業として力強い伸びを見せており安心感がある。

物件は都心部の好立地が多い。それぞれのプロジェクトにおいて、しっかりと問題点なり狙い目であることを要約しているので投資先の状況を理解して選ぶことが出来る。都心マンション開発の他、たまにテナント系の募集も行っている。

案件全般を通して他社より利回りが高めの設定のものが多く、攻めた不動産事業が多いのも特徴。

サービス名 OwnersBook(オーナーズブック)
運営会社 ロードスターインベストメンツ株式会社
サービス開始年 2014年
最低投資額 1万円
入金システム デポジット式
入金先銀行口座 三菱UFJ銀行
登録番号 投資運用業、第二種金融商品取引業、投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第3260号
宅地建物取引業 東京都知事(1)第104014号
総合不動産投資顧問業 国土交通大臣 総合 – 第164号

「主な特徴」

  • 不動産特化型クラウドファンディングとして2014年スタート、国内初。
  • 運営会社2017年に上場、事業会社も確かな成長力。株主優待枠がある。
  • 不動産のプロが案件を厳選。継続的に案件が出てきている。
  • 1万円から不動産投資が可能、少額投資なので分散投資が出来る
  • 全案件不動産担保付き

サービス開始が2014年と早いため、これまでの累計投資額も大きく(2023年で400億レベル)実績も元本割れ件数0件となっている。遅延がわずか1件のみと安定した実績が見どころ

都心部の開発事業などが多く、好立地で利回りが高そうなもの(儲かりやすそうなもの)に、少額から投資できるのが特徴。不動産投資型クラウドファンディングサービスを始めてからの勢いも感じる。

OwnersBook

不動産投資型クラウドファンディングは数多くのサービスが乱立する時代になったが、スタートとして安心できるところから始めたいなら、運営歴が長いOwnersBook(オーナーズブックがおすすめと言える。

COZUCHI

COZUCHIはもともと1999年に創業のLAETOLI株式会社が運営している不動産投資型クラウドファンディング事業。

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物件は都心部の好立地が多い。それぞれのプロジェクトにおいて、しっかりと問題点なり狙い目であることを要約しているので投資先の状況を理解して選ぶことが出来る。都心マンション開発の他、たまにテナント系の募集も行っている。

案件全般を通して他社より利回りが高めの設定のものが多く、攻めた不動産事業が多いのも特徴。

サービス名 COZUCHI
運営会社 LAETOLI株式会社
サービス開始年 2019年
最低投資額 1万円
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 ファンドごとに異なる
登録番号 宅地建物取引業者 東京都知事(5)77822号
不動産特定共同事業者 東京都知事 第60号
金融商品取引業 関東財務局長(金商)第740号

「主な特徴」

  • 物件は都市部好立地狙い中心。
  • 利回りも他社より高めの設定が多い。インカムゲインとキャピタルゲインでどちら重視で選択出来る
  • 1万円から不動産投資が可能、少額投資なので分散投資が出来る
  • キャピタルゲイン配当に上限を設けないことで、予定よりも高いリターンの可能性
  • 事務手数料を支払えば、いつでも換金可能

都心部の開発事業などが多く、好立地で利回りが高そうなもの(儲かりやすそうなもの)に、少額から投資できるのが特徴。不動産投資型クラウドファンディングサービスを始めてからの勢いも感じる。

COZUCHI

不動産投資型クラウドファンディングで勢いを感じるのがCOZUCHI。都心部の好立地事業開発の案件を複数用意出来ているのが魅力で、抽選制で応募がぎっしり埋まるほど人気が高い。

大家どっとこむ(大家.com)

大家どっとこむはサービス名の通りアパートやマンションオーナー業を手軽に行えるように小口化・サービス化して運営している印象。アパートや区分マンション系が案件としてほとんど。

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コンセプトは「だれでも、かんたんに「大家」になれる」。小口化することでスマホで簡単投資が売り。想定利回りは標準で、そこまで高い利回りではないけれど手軽に安定した大家収入的なものを狙いたい方に。不動産投資の手間は全て運営会社がやってくるという意味では、サービス料として儲け分はうまく折半ぐらいがちょうどよいか?

サービス名 大家どっとこむ
運営会社 株式会社グローベルス
サービス開始年 2020年
最低投資額 1万円
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 GMOあおぞらネット銀行
登録番号 宅地建物取引業免許 国土交通大臣(3)第7845号
一級建築士事務所 東京都知事登録第62093号
不動産特定共同事業者 東京都知事 第134号 第1号・2号事業者

「主な特徴」

  • 区分マンション投資が多い。
  • 運用期間は3ヶ月から長くても2年程度。比較的短期間。
  • 案件も豊富に出ており、投資対象の物件情報も分かりやすい。
  • 親会社所有の案件などが豊富なので、比較的案件規模は確保できそう

サービス名のイメージ通りのサービス。「少額で簡単に大家業」を試してみたい方に良さそう。利回り等は通常レベルで面白みが無いかもしれないが、キャンペーンであったり案件自体は豊富に出てくるので投資対象は多い。

大家.com

区分マンションをさらに小分けにサービスしている印象。区分マンション投資はしつこい営業などでイメージが良くない人も多いかもしれないが、こちらのほうがさらに手軽で扱いやすい。ただ、その分利回り若干低下(リターン低下)は覚悟。

Jointoα(ジョイントアルファ)

Jointoα(ジョイントアルファ) は香川県本店の穴吹興産が進める不動産投資型クラウドファンディング事業。もともと西日本のマンション開発に強みで知名度は高い。不動産クラファンのファンドは新規に攻めている土地が多い。

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「アルファ」シリーズのマンション開発で有名な穴吹興産が運営。ファンドもマンションへの小口投資がメイン。1口が10万~と最低投資額が他社よりも若干高いが、期間は1年以内で短期。利回りも3~6%程度で安定運用を目指していそう。

西日本のマンション投資が増えそうなところだが、組成されているファンドは幅広い地域、基本はマンションタイプの不動産への投資になりそう。

サービス名 ジョイントアルファ
運営会社 穴吹興産株式会社
サービス開始年 2020年
最低投資額 10万円
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 三菱UFJ銀行(ファンドごとに異なる)
登録番号 不動産特定共同事業 香川県知事許可 第 1 号
不動産特定共同事業 第1号・2号事業者 及び 電子取引業務

「主な特徴」

  • 穴吹興産ということで、マンション開発に強み。
  • 1口10万円からで少額からの不動産投資投資が可能。
  • 地盤は香川(四国)だが全国的に開発していて、価値を高める土地開発が得意。
  • 運営元が東証スタンダード上場企業の穴吹興産という安心感。知名度も高い。

不動産(マンション)で「穴吹(あなぶき)」の名前は聞いたことがある人が多いであろうぐらい知名度は高い。ブランド力の安心感あり。1口は10万からと他社に比べて最低投資額が高いが、安心度が高いため、この程度の小口化でも十分と言えそう。

Jointoα(ジョイントアルファ)

穴吹興産のマンション開発ブランド「アルファシリーズ」からくる実績の安心感が売り。1口は10万からだが、投資期間は概ね1年以内で安定した運用利回りを狙えそう。

ゴールドクラウド

ゴールドクラウドは愛知県名古屋に本店を置く資産形成サービス、ゴールドトラスト株式会社が運営する不動産ファンド事業。社長が資産形成のプロとしてコミュニティを作ったりと、いわゆる財テクのプロ意識が高い。

不動産ファンド事業は運営会社が持っている「ホテル事業」「介護事業」「不動産事業」「社会貢献事業」などから小口に分散して提供しているものが多い。出資は1口1万円と低額から想定利回りは5~8%とやや高め。期間は1年程度が多い

他のサービスに比べてもやや強気の表面利回りが垣間見れる。特に高齢者サービスに強み

サービス名 ゴールドクラウド
運営会社 ゴールドトラスト株式会社
サービス開始年 2022年
最低投資額 1万円
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 GMOあおぞらネット銀行
登録番号 不動産特定共同事業許可番号 愛知県知事 第9号
不動産特定共同事業 第1号・2号事業者
宅地建物取引業免許番号 愛知県知事(2)第22693号

「主な特徴」

  • 優先劣後出資(最低10%以上)。
  • 最小投資金額1万円から不動産投資投資が可能。
  • 案件は中京地域の不動産が多い、また高齢者サービス物件も多い。
  • 再投資可能なファンドでは抽選無しで再投資が可能。

不動産クラウドファンディング分野としての特徴は他社に追随しており、少額からの投資で「預貯金よりも増やせて、株式よりもリスクが低い」のが特徴。もともと資産形成のプロとして不動産経営をしてきているので、そのノウハウを持って小口分散した商品も提供している。

特に高齢者サービス住居や介護事業に強みを持っているので、それらの案件が多く利回りも高め。ちゃんとサービスを特化しているところに好感が持てる。

ゴールドクラウド

再投資可能というのも一つの特徴で、同じ投資先であれば以前投資していた人は再投資が出来、抽選漏れで投資できないと言った心配がない。このところ不動産投資型クラウドファンディングは大人気で、投資したくても出来ないレベルになってきているので再投資できるというのは強みの一つ。

プレファン

プレファンは「マンション経営のプレサンスコーポレーション」のCMでお馴染みの近畿圏で自社開発のマンションを多く手掛ける不動産上場会社のグループが運営。やはりプレサンスコーポレーショングループが行っている不動産投資型クラウドファンディングというのがポイント。

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もともとマンション経営を自社開発で行っている実績があり入居率の高さなどが特徴的。特に近畿圏のマンション供給数が多く、大阪などの不動産目当ての方におすすめ。

最低投資金額1万円から予定運用期間6ヶ月で、予定利回りが5%あたりと高め。少額投資可能、運用期間短め、利回りも高めと三拍子揃った好案件が多い。人気が高く募集中に募集金額を大きく上回り抽選式となっている。

サービス名 プレファン
運営会社 株式会社プレサンスリアルタ
サービス開始年 2021年
最低投資額 1万円
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 GMOあおぞらネット銀行
登録番号 宅地建物取引業 大阪府知事(2)第57039号
小規模不動産特定共同事業 大阪府知事(1)第4号

「主な特徴」

  • 優先劣後出資(損失が出た場合はプレサンスリアルタ側から負担が生じる)。
  • 最小投資金額1万円から不動産投資投資が可能。 現在は人気で50万など固定して抽選制が多い
  • 自社開発のプレサンスマンションに特化(価値の担保として重要)。
  • マンション経営の長い実績から、高い入居率を継続中。
  • プレサンスコーポレーションは全国でNo.3のマンション供給戸数(2022年現在)、特に近畿圏に強い

マンション経営の上場大手企業プレサンスコーポレーションのグループ会社が運営する不動産投資型クラウドファンディング。プレサンスグループの特徴を活かして、プレサンスマンションに特化、その他のサービスは不動産投資型クラウドファンディングよりの少額投資で利用しやすくしている。

高品質・使い勝手の両面の質を上げたプレサンスコーポレーショングループだから出来るサービスという印象。

プレファン

案件は近畿圏(大阪)を中心にプレサンスマンションで内容には安心感。しかも利回りも他社に比較して高めで運用期間も短め、人気は間違いないところで抽選式にしている。

予定運用資金があってプレファンでまず抽選して当選するなら、ここに投資するのが利回り的にも安心感的にも上になりそう。さすが、抽選式で募集しているだけはある。

DARWIN funding(ダーウィンファンディング)

DARWIN funding は東京23区を中心に区分マンション、一棟不動産に不動産開発をしている会社。2022年に小口化した不動産投資型クラウドファンディングも始める。もともと持っていた収益不動産の価値鑑定や稼働施策に強みがありそう。

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第一号案件が2022年スタートと比較的後発参入。想定利回りが他社に加えてかなり高く設定されている。客付けの為にやや高めに設定しているかもしれないので、他社の案件よりも高い利回りに投資したい場合にチェックしたいところ。

もともと持っている高収益不動産事業の強みを活かして、小口化した案件でも高めの想定利回りの設定ができるのが強みと言えそう。

サービス名 DARWIN funding(ダーウィンファンディング)
運営会社 ダーウィンアセットパートナーズ株式会社
サービス開始年 2022年
最低投資額 1万円
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 GMOあおぞらネット銀行
登録番号 宅地建物取引業:東京都知事(3)第91643号
不動産特定共同事業 許可番号 東京都知事 第163号

「主な特徴」

  • 優先劣後出資(損失が出た場合はダーウィンアセットパートナーズ側から負担が生じる)、概ね2~3割。
  • 他社に比べても高めの想定利回りが特徴。
  • 最小投資金額1万円から不動産投資投資が可能。
  • 運用期間は2~3ヶ月程度で短い。
  • 募集方式は抽選式
  • 出資者特典としてダーウィンアセットパートナーズが持つ、不動産投資の先行購入権あり。

もともとマンション経営など不動産投資事業をしてきたところが、小口化したクラファン案件を用意している印象。豊富な不動産投資案件から、不動産投資型クラウドファンディングに良さそうなものを回してきている印象で、やはり高利回りでの提示が特徴的

資産価値として落ちにくそうな都内の高収益物件をよく選定している。

DARWIN funding

パット見た目にも案件の利回りが5%以上のものが入ってくるので高収益を考えている方にオススメ。抽選式で申し込めば投資が確定でない部分と、運用期間が現状の案件では3か月以内程度と短く、思っている以上に投資したくても出来ないといったこともありそう。

短く美味しい案件に何度も申込みたい人にオススメ。

不動産バンク

不動産バンクは首都圏の中古アパートなどを対象物件とすることで、高利回りが目指せる不動産投資型クラウドファンディング。個人でも不動産投資をするなら最初のステップになりそうな分野を、小口分散することで手間を掛けず利用しやすくしている。

案件を見ても首都圏近郊の中古アパートがメイン。高利回りに期待できる中古一棟不動産。低価格で物件を購入でき、資産価値が落ちにくい。さらに賃貸家賃は底をついた状態で収益悪化の危惧も少ない。

住む人にとってはちょっと残念な物件が多そうだが、投資するにとっては魅力的なスペックが揃う。ファンドの開示情報も現物の写真がしっかり載っていて納得性の高い投資が可能。

想定運用期間は概ね1年。先着式なので、ほとんどの物件が100%達成で成立している。

サービス名 不動産バンク
運営会社 株式会社ファミリーコーポレーション
サービス開始年 2021年
最低投資額 1万円
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 GMOあおぞらネット銀行
登録番号 宅地建物取引業 国土交通大臣(2)第9316号
特定建設工事業 東京都知事 許可(特-5)第148926号
一級建築士事務所 都知事登録 第63909号
不動産特定共同事業法許可 東京都知事 第135号

「主な特徴」

  • 優先劣後出資(損失が出た場合はファミリーコーポレーション側から負担が生じる)、概ね2割。
  • 他社に比べても高めの想定利回りが特徴。6%以上と目立つ
  • 最小投資金額1万円から不動産投資投資が可能。
  • 運用期間は概ね1年程度。
  • 募集方式は先着式。利回り良く安全性高いので人気が高い
  • 賃貸需要が崩れにくい首都圏中心。不動産価値が落ちにくい中古アパート。

個人でも不動産投資をするなら中古アパート一棟ものが一番狙いやすいところだが、不動産バンクはさらにそれを小口化することでリスクを低減、高い利回りを保持しながら提供している。先着での申込みなので、募集案件が出ればすぐに満口になっている模様。

物件は中古で少し残念に見えるかも知れないが、1年間の高利回り投資案件と考えれば魅力的。不動産投資型クラウドファンディングでまずは先着式で高利回りに投資したい人は先んじて参加したい内容。

不動産バンク

個人で不動産投資でアパート一棟持ちなどしてみたい人にとってもお試し参加の場としても最適。6%の利回りがどれだけ預貯金などに比べて有用なのかを知れそう。

汐留ファンディング

汐留ファンディング2017年に汐留パートナーズグループ内の不動産部門として設立された汐留プロパティによる不動産投資型クラウドファンディング事業。他にもリース事業・ホテルコンサルなど賃貸ビジネス系を得意とする。資産価値の評定に強み。

想定利回り10%を連発する高利回りが特徴の汐留ファンディング。都心部の高利回りとなりそうな案件を豊富に用意。ただし募集金額が低いため、人気殺到で応募額が募集金額を大きく上回るため抽選必至の募集スタイル。

投資できたら高利回りの不動産投資型クラウドファンディングが持てるということで人気。

汐留パートナーズグループは不動産業界の幅広い分野に精通。会計士、弁護士、弁理士、行政書士など士業グループをグループ内に持つため効率的にサービス全般の強みを持つ。

サービス名 汐留ファンディング
運営会社 汐留プロパティ株式会社
サービス開始年 2023年
最低投資額 1万円
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 GMOあおぞらネット銀行
登録番号 不動産特定共同事業許可番号:東京都知事 第164号
宅地建物取引業:東京都知事(2)第100663号
賃貸管理業者登録:国土交通大臣(02)第0001680号

「主な特徴」

  • 優先劣後出資(損失が出た場合は汐留プロパティ側から負担が生じる)、概ね0~3割。
  • 1号案件から想定利回り10%の高利回りを継続
  • 最小投資金額1万円から不動産投資投資が可能。
  • 運用期間は概ね1年程度。
  • 募集方式は抽選式。募集金額がそれほど大きくないためかなりの高倍率で人気化

デメリットとしては抽選式で頑張ってもなかなか当選せず投資が出来ない点。ということで、とりあえず出てくる案件とりあえず抽選に参加して投資できたらラッキーレベルで付き合いたい。それぐらい利回りの高さ(10%)が魅力。

汐留ファンディング

まずはこちらで高利回りの投資ができるなら、こちらの方がいいというイメージで申込みたい。物件はサービス名の「汐留」に相応しく都心部の掘り出し物を多く用意している模様。運用のプロっぽさがある。

ASSECLI(アセクリ)

ASSECLI(アセクリ)はもともと投資用不動産を多く取り扱ってきた株式会社エボルゾーンがスタートした不動産投資型クラウドファンディングサービス。「もっと手軽に不動産投資をしたい」というお客の声より開発して登場。

都心部の一棟ものが多く、高収益が望めそうな状況。年利回りは概ね4%~8%。1万円から無理なく始められると現在のトレンドのスペックはすべて揃える。

もともと不動産投資物件として一棟物などを大口で取引していたものを幅広く小口にして対応している印象。古くからこの分野で活躍していることから安定感がある。

募集は先着順で供給が追いついておらず、案件が出ればすぐに埋まる人気ぶり。

サービス名 ASSECLI(アセクリ)
運営会社 株式会社エボルゾーン
サービス開始年 2020年
最低投資額 1万円
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 PayPay銀行
登録番号 不動産特定共同事業許可番号 : 東京都知事 第115号
不動産特定共同事業の種別 : 第1号・2号事業(電子取引業務を行う)
第二種金融商品取引業及び投資助言・代理業 : 関東財務局長(金商)第3061号
不動産投資顧問業 : 国土交通大臣(一般)001212号
宅地建物取引業 : 国土交通大臣(3)第8397号
賃貸住宅管理業者 : 国土交通大臣(2)第2097号
マンション管理業者 : 国土交通省(1)第034401号
プライバシーマーク : 認定番号17002775(04)

「主な特徴」

  • 優先劣後出資(損失が出た場合は株式会社エボルゾーンから負担が生じる)
  • 想定利回りは4%~8%と高い水準
  • 最小投資金額1万円から不動産投資投資が可能。
  • 運用期間は概ね6ヶ月~1年程度。
  • 募集方式は先着式。募集開始になるとすぐに埋まる人気ぶり

案件が募集となればすぐに人気で埋まることから都心部の不動産投資案件は、需要に供給が追いついていない模様。複数の不動産投資型クラウドファンディングサービスに登録しておいて、投資できたらラッキー状態にみえる。

アセクリ

運営会社の株式会社エボルゾーンは不動産投資事業の中では都心部で古株の運用実績があり、案件創出から供給を確保できるメリットがあるため、他社と含めて案件が多く出てくることに期待。

 Rimple(リンプル)

Rimple(リンプル)はプロパティエージェントが運営する不動産投資型クラウドファンディングサービス。ポイント会社と提携などしており使い勝手が良い。

信頼性の高さが売り。その分、他のサービスに比べて想定利回りが低めなものが多いが、安心感を求める人にとっては好都合のサービス

物件は都心部の階数の高めの一棟ものアパートが多い模様。不動産の自社開発もしているので、その開発物件を不動産投資型クラウドファンディングに持ってこれるのも強み。申込みは抽選となっているので倍率を乗り越えて出資できるかどうかのレベル。

サービス名 Rimple(リンプル)
運営会社 プロパティエージェント株式会社
サービス開始年 2020年
最低投資額 1万円
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 三菱UFJ銀行
登録番号 宅地建物取引業 [東京都知事(4)第83227号]
マンション管理業 [国土交通大臣(3)第033619号]
不動産特定共同事業 [金融庁長官・国土交通大臣第90号]

「主な特徴」

  • 優先劣後出資(損失が出た場合はプロパティエージェントから負担が生じる)、30%劣後出資
  • 想定利回りは3%弱が多い
  • 最小投資金額1万円から不動産投資投資が可能。
  • 運用期間は6ヶ月が多い。
  • 募集方式は抽選式。毎回、数倍レベルの高い水準で人気
  • ポイント投資対応。永久不滅ポイントなどから交換して投資が可能

大手企業らしい一つの特徴がポイント投資対応。独自のリアルエステートコインという仕組みでポイント投資が可能

不動産投資を手軽に、でも利回りよりも安心感のほうが大事という方におすすめのサービス。

Rimple(リンプル)

他社のポイントがいっぱい貯まっていて、どうにかして消費ではなく投資に回したいという方にはポイント補充して投資できるので、持っておきたいサービス。せっかく貯めたポイントは無駄に消費ではなく、投資して増やして現金化は最高の財テクと言えそう。

SOLS(ソルス)

SOLS(ソルス) は愛知県を本店に持つ不二興産が運営する不動産投資型クラウドファンディング事業。もともとリノベーションをして再販する「収益不動産再生事業」が得意で、見た目は古くても収益的価値を作るのがうまい。

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ファンドの案件を見渡してみても、それほど見た目に高そうな雰囲気を出していないリノベーション案件が多い。その分、安くスタートしているので物件の値下がりリスクがかなり低いと感じるのが特徴

小口に分散して投資するわけで、投資先対象を常に持つわけではないのだから投資先の綺麗さなどは気にならず、利回りであったり、リスクの低さを感じられる方は面白いサービスだと感じる。

最低投資金額は5万円からと他のサービスよりはやや高め。運用元の不二興産も長年の不動産事業を経験しているので信頼性は高い。本店を愛知に置いている企業として、都心部のマンション経営系とは物件の質が明確に違う、ちゃんとポジションをしっかり考えて経営していると感じる。

サービス名 SOLS(ソルス)
運営会社 株式会社 不二興産
サービス開始年 2022年
最低投資額 5万円
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 GMOあおぞらネット銀行 or 住信SBIネット銀行
登録番号 宅地建物取引業 国土交通大臣(2)第8892号
不動産特定共同事業許可番号 愛知県知事 第4号

「主な特徴」

  • 優先劣後出資(損失が出た場合は不二興産側から負担が生じる)。 しかも劣後出資率がかなり高い(値下がりリスクがかなり低く安心)
  • リノベーション物件が多い。そのため外からの見た目はやや古さは感じる。
  • その分、恐らくもともとの出資額が抑えられていそうなのが特徴(出資者は長く持つわけではないので悪くない)
  • 最小投資金額5万円から不動産投資投資が可能。
  • 募集方式は抽選式
  • 想定利回りは5%程度。物件が古そうなのは高く設定してそう
  • 運用期間は長くても半年程度

案件(物件)の他社との明らかな違いはリノベーション物件がメイン。不二興産が買い取りリノベーションして売却するなり運用する予定のものに対して出資できる。他社とのポジショニングの違いが明確なのが案件からも分かる。

優先劣後出資も劣後出資の比率が高く、物件の値下がりリスクがかなり低い自信がありそう(もともとの価格が低いからという納得の理由付けも感じる)。

抽選型というのを考えると1口5万円からの出資も悪くない。抽選で1万円しか出資できないとなるとさすがに投資としては小さすぎるので、最低出資額を5万円としているのは悪くない設定と言えそう。

SOLS(ソルス)

サービスの出し方としては手軽さ、物件の値下がりリスクの低さを売りにしている。抽選型というのと運用期間が長くても半年というのを考えると、あまり投資継続できないという状況のほうがデメリットとして出てきそうで、入出金手数料や手間などの方が気になるところ。

銀行は「GMOあおぞらネット銀行」と「住信SBIネット銀行」を利用とあるので、銀行口座を揃えておきたい。

みらファン

みらファンは名古屋市に本社を持つみらいアセットが運営する不動産クラウドファンディングサービス。案件の物件も会社の地元の中部地方中心。地域の特性を良く知っている人にはオススメ。

基本は中部地方の都市部、地方部満遍なく案件が出てきている。ビルや居住マンション、戸建てまで幅広い。先着式・抽選式、どちらも扱っていて募集金額がそれほど高額ではないためすぐ埋まっている印象

こういった東京都心部外で供給案件を出していくれる運営元は貴重な存在と言える。ネットで手軽に投資できるのだから、幅広く地域は見ていきたいところ。

サービス名 みらファン
運営会社 株式会社みらいアセット
サービス開始年 2022年
最低投資額 10万円(ファンドによる異なるが、現状)
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 GMOあおぞらネット銀行
登録番号 宅地建物取引業 [東京都知事(4)第83227号]
マンション管理業 [国土交通大臣(3)第033619号]
不動産特定共同事業 [金融庁長官・国土交通大臣第90号]

「主な特徴」

  • 優先劣後出資(損失が出た場合は株式会社みらいアセットから負担が生じる)、20%劣後投資
  • 想定利回りは6%超えと高い
  • 最小投資金額10万円から不動産投資投資が可能。
  • 運用期間は6ヶ月~12ヶ月。
  • 募集方式は先着式、抽選式と案件により異なる

最大の特徴は他社とは違い案件の物件が中部地方、名古屋近辺になっているという点。この地域の特性を良く知っている人なら投資しやすい。不動産投資型クラウドファンディングは全国からネットで気軽に投資できるので、特に東京都心部に拘る必要はなく、中部地方の物件特性を良く知っていてお得を感じるなら利用したい。

なお、最低投資額が10万円からとなっていて、今のトレンドの1万円よりは高いものになっている。あまり小口にしすぎると手間が増えるので10万円からというサービスがあっても良いと思うので、供給が追いついていない不動産投資型クラウドファンディング業界、投資できたらラッキーと言えそう。

みらファン

みらいアセットは大垣共立銀行と業務提携するなど、中部地方の不動産投資に密着した強みがある。

Victory Fund (ビクトリーファンド)

victory fundは「価値」と「勝ち」を合言葉に不動産投資のプロが選定、バリューアップ、売却までを一気通貫で手掛けることで投資価値の高い案件を提供する不動産投資型クラウドファンディングサービス。

まず目につくのは目標利回り10%の案件を継続して出している点。リターンの高い案件を用意。それだけリスクが高いとも言えるが、不動産投資のプロ集団がしっかり取り扱っていることでカバーしている模様。

売却益のキャピタルゲインと、賃貸収入のインカムゲインのどちらも考慮して総合的に高い利回りを実現している。どちらかを選ぶではなくてどちらも組み合わせて総合的に投資期間でリターンを得るというシュミレーションがなされている。

サービス名 Victory Fund (ビクトリーファンド)
運営会社 カチデベロップメント株式会社
サービス開始年 2021年
最低投資額 10万円(ファンドによる異なるが、現状)
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 GMOあおぞらネット銀行
登録番号 [宅地建物取引業者免許] 東京都知事(5)第79547号
[不動産特定共同事業者許可] 東京都知事 第149号

「主な特徴」

  • 優先劣後出資(損失が出た場合はカチデベロップメント株式会社から負担が生じる)
  • 想定利回りは10%が多く、高利回り
  • 最小投資金額10万円から不動産投資投資が可能。
  • 運用期間は12ヶ月が多い、1年で売却も含めて案件が出ていることが多い。
  • 募集方式は先着式

他社よりも目標利回りが高く不動産投資型クラウドファンディングの中ではハイリスク・ハイリターン系に属する印象。しかし不動産のプロ集団の目利きが良く、かなり拘った案件が出されていて先着順はしっかりと満口で埋まっている状況。

少し他社よりもリスクは高めの印象だが、それでも不動産投資型クラウドファンディングなので他の投資に比べるとマイルドに投資できる。10万円から小口分散投資先として扱えるのも魅力。

victory fund

他社よりはより先鋭的なところがあるので、少しリスク高くてもリターンを得られる方がいい人にとっては好都合なサービス。供給が追いついてないこの業界で、高利回り案件に投資できるのがメリット

TOMOTAQU(トモタク)

TOMOTAQU(トモタク)は全国から幅広く案件を用意するため、月に2個以上案件が登場するなど供給力に他社と差がつけている不動産投資型クラウドファンディングサービス。出資に付随してプレゼント企画など、投資以外の楽しみも作っている。

案件を眺めてみても全国津々浦々の地名が並ぶ。基本は居住物件でインカムゲイン(賃料収益)が多い。そのため「マスターリース契約(家賃保証)」などリスクを抑える施策をしっかり行っている。

平均利回りで6%以上という高利回りも魅力。独自のポイント制も扱っていて、上手く使えばいろいろお得になるイベントも多い。後発ということで他社に負けない差別化戦略が多い。

サービス名 TOMOTAQU(トモタク)
運営会社 株式会社イーダブルジー
サービス開始年 2023年
最低投資額 10万円
入金システム 都度入金
入金先銀行口座 GMOあおぞらネット銀行
登録番号 不動産特定共同事業許可番号:東京都知事第133号
不動産特定共同事業の種別:第1号•2号事業(電子取引業務を行う)
宅建業免許番号:東京都知事(3)第93945号
賃貸住宅管理業:国土交通大臣(2)第2381号

「主な特徴」

  • 優先劣後出資(損失が出た場合は株式会社イーダブルジーから負担が生じる)、基本10%以上
  • 平均想定利回りは6%超えで高利回り
  • 最小投資金額10万円から不動産投資投資が可能。
  • 運用期間は6ヶ月~1年半など幅広いが半年レベルが多い。
  • 募集方式は先着式、抽選式が案件により異なる

月に1~2件以上案件を出すことを目標としているようで、全国から色とりどりの案件が見られる。供給が追いついていない不動産投資型クラウドファンディング業界で、このような全国を奔走して案件を出してくれるサービスはありがたい。

また全国的に扱っていることから「まちの特産品」が投資したら貰えるなど、ちょっとしたイベントやプレゼントも豊富

TOMOTAQU(トモタク)

運営元の設立は2009年と大手ではないが、それなりに長い運営を不動産関係でしており安心感もある。不動産投資型クラウドファンディングで投資するなら少しは利回り欲しいところで、こういった業者さんがたくさん案件を供給してくれるのはありがたい。

ゴコウファンド(五黄ファンド)

ゴコウファンド は福岡県に地盤を持つ不動産会社が始めた不動産投資型クラウドファンディング事業。不動産開発の占部組の関連企業で店舗開発に強みがある。

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店舗開発に強みがあることから他のサービスでは見られない商業施設への投資のファンドが多くなりそう。通常多いのはアパートやマンション投資(家賃収入)系なので、テナント系への出資に興味がある方にとっては、検討先として使える。

テナント契約だとやや中期で最低3~5年契約、最長20~30年単位での運用期間がある。利回りも6%以上など中長期的に高い利回りを狙えそうな案件が多い。優先劣後出資の仕組みで、出資者は優先出資として扱われる。

サービス名 ゴコウファンド
運営会社 株式会社五黄不動産
サービス開始年 2021年
最低投資額 1万円
登録番号 不動産特定共同事業 福岡県知事 第4号
不動産特定共同事業 第1号・2号事業者
及び
電子取引業務宅地建物取引業 福岡県知事(1)第18958号

「主な特徴」

  • 商業開発、テナント系が多く、やや中長期・高めの利回り案件が多い。
  • 1口1万円からで分散投資が可能。
  • 地盤は九州だが全国的に開発していて、投資先の地域も複数。
  • 優先劣後システムで出資者は優先出資にして安心感アップ
  • 親会社所有の案件などが豊富なので、比較的案件規模は確保できそう

投資するファンドは大きめのプロジェクトが豊富で、中長期・高利回りの商業施設・テナント系への投資タイプ。他のマンションやアパートを数ヶ月回転させる方式とは異なっている。ただ、小口の1万円から申し込めるのでリスク分散投資や、眠っているお金を回すには良さそうに見える。

ゴコウファンド

他社にはあまりない、商業施設の中長期プロジェクトに出資できるのがメリットが高そう。もともと商業開発に強みのあるデベロッパーが母体というのも安心感がある。

VERFUND(ベルファンド)

VERFUNDは都心部で自社ブランド「VERXEED(ベルシード)」のマンション経営もしている不動産投資開発会社。新時代の勢いがあるため結果を出していてデータ(数字)が良い

都心部で投資用マンション開発も豊富に手掛けているため不動産投資小口化商品「VERFUND(ベルファンド)」も自社物件を活かしてコスト削減、投資家に有利な条件が見られて人気が高い。

基本は抽選式でいつも満口となり、知名度も上がって倍率も高くなっているので投資できたらラッキーレベルで考えたい。運用期間が短く回転も速いのが特徴。

サービス名 VERFUND(ベルファンド)
運営会社 株式会社ベルテックス
サービス開始年 2023年
最低投資額 10万円
登録番号 宅地建物取引業者免許 国土交通大臣(1)第9910号
マンション管理業者登録 国土交通大臣(1)第34562号
賃貸住宅管理業者登録 国土交通大臣(1)第000366号
特定建設業・東京都知事許可(特-4)第151582号
小規模不動産特定共同事業 東京都知事(1)第4号

「主な特徴」

  • 都心部で自社開発物件を豊富に有しているため、案件の展開が速い
  • 運用期間が3ヶ月と短いものが多く、資金の流動性も高い
  • 1口10万円からで分散投資が可能。
  • 申込みは抽選式
  • 優先劣後システムで出資者は優先出資にして安心感アップ(30%程度)

資産価値の落ちにくい都心部のマンション経営が中心。さらに運用期間が短いのでリスクは低め。また自社開発ということで高い利回りも実現している。抽選式で投資できたらラッキーレベルの案件が多い

VERFUND

スペックが良い案件ばかりで運用期間が短く回転力がある、そのためとりあえず申し込んで投資できたら高い利回り享受できるぐらいに考えたい。

ビギナーズクラウド

ビギナーズクラウドは福岡を拠点にする株式会社Good不動産がスタートさせた不動産投資型クラウドファンディングサービス。成長著しい福岡市中心部のGood不動産が管理する賃貸マンションのみを対象とする。

成長著しい福岡市中心部での不動産活用に強み。その中でも厳選した賃貸マンションのみをファンド化してサービスする模様。

ファンドの雰囲気や今後の方針を振り返ると、やや老朽化した分譲マンションをリノベーションして活用。個人所有では活用が難しい物件を再生して、このように収益物件として返り咲きを目指している

成功例を引っ提げて、クラファンという新しい仕組みとの親和性も感じスタートさせている。

サービス名 ビギナーズクラウド
運営会社 株式会社Good不動産
サービス開始年 2023年
最低投資額 1万円
登録番号 不動産特定共同事業許可番号:福岡県知事 第3号
宅地建物取引業:福岡県知事( 3 )第 16367 号
賃貸管理業者登録:国土交通大臣(01)第003962号

「主な特徴」

  • 福岡市中心部でリノベーションした賃貸マンションがメイン
  • 運用期間は1年程度
  • 1口1万円からで分散投資が可能。
  • 申込みは抽選式
  • 優先劣後システムで出資者は優先出資にして安心感アップ(20%程度)

やや経年した賃貸マンションが多く、自社所有物件として運用するためコストカットが可能。提供する想定利回りが他社のサービスよりも高い。運用期間もリノベーション後の1年間などと比較的期間リスクも少なく、不動産投資型クラウドファンディングで利回り運用を複数分散したい人にピッタリの内容。

ビギナーズクラウド

福岡という地域柄という特色もあるので、その強みを活かして福岡物件に興味がある方はオススメ。この分野は東京都心サービスが多いため、ここと分散することで投資地域の分散に繋がる。

REEZIN(リーズイン)

REEZIN(リーズイン)は大阪に本社を置く新成トラストが運営する1口1万円からの不動産投資サービス。

大阪に本社を持つ不動産会社が運営しているということで物件は大阪圏の区分マンションが多くなりそう。第一号案件を見ると1室を区分けするというこぶりなところから始めている。

特徴は1口1万円とし入居率99%の安定物件を取扱。期間も90日と短い。短期間でぐるぐると投資を回すのに向いてそうな不動産投資型クラウドファンディングサービス。

サービス名 REEZIN(リーズイン)
運営会社 株式会社新成トラスト
サービス開始年 2023年
最低投資額 1万円
登録番号 不動産特定共同事業登録番号:大阪府知事 (1) 第12号
宅地建物取引業:大阪府知事(5)第49416号
賃貸住宅管理業:国土交通大臣 (01) 第005552号

「主な特徴」

  • 大阪の区分マンション取り扱いが得意、個人に提供のものをさらに分割したイメージ
  • 運用期間は90日と短いので回転させたい
  • 1口1万円からで分散投資が可能。
  • 申込みは抽選式
  • 優先劣後システムで出資者は優先出資にして安心感アップ(40%程度など高め)

もともと区分マンションなどで1室を個人の不動産投資などに提供していたものを不動産投資型クラウドファンディングサービスとして小口化して提供していそう。それでも利回りが8%など高いものを維持している。

REEZIN(リーズイン)

期間も90日と短く1万円から始められるので、これまで1室保有はいくら利回り高くても様々なリスクを考えると手を出しづらかった人にとっても投資しやすい募集金額が小さめなので申し込んで抽選通れば、高い利回りでリスクを抑えた運用が出来るのでオススメ

Re:Vest(リベスト)

Re:Vestは東京23区を中心とした都心の好立地不動産を小口にすることで不動産投資のスタートアップとして利用して欲しいという思いで始めたサービス。運営会社の株式会社リバイブルの厳選不動産が公開されている。

都心の厳選した物件を取り扱うのが特徴。サービス利用は全てWebで完結で便利。不動産投資型クラウドファンディングサービスは既存の収益不動産を得意とする会社にとって非常に有用なサービスというのを体現するような形で始めている。

2023年スタートということで、まだ案件が始まったところだが、バラエティ豊かな好立地不動産案件が出てくることに期待。

サービス名 Re:Vest(リベスト)
運営会社 株式会社リバイブル
サービス開始年 2023年
最低投資額 10万円
登録番号 不動産特定共同事業許可番号:東京都知事 第178号
宅地建物取引業:国土交通大臣(1)第10342号
賃貸住宅管理業者登録:国土交通大臣(1)第4605号

「主な特徴」

  • 都心の好立地不動産が得意(資産価値が高そう)
  • 運用期間は1年程度
  • 1口10万円から。
  • 申込みは抽選式
  • 優先劣後システムで出資者は優先出資にして安心感アップ(20%程度)

都心部の好立地優良不動産を得意とする。そのため、売却益(資産価値値上がり益)も期待した不動産投資をしたい方にとってはこのタイプのサービスがオススメ。やや積極投資型に入りそう。

Re:Vest

勢いのある会社で、このサービスも不動産のスタートアップ投資と位置づけており不動産投資は実りあるものというのがモットー。このサービスを通して不動産投資の魅力を知ってほしいという思いも含まれていそう。

ヤマワケエステート

ヤマワケエステートは大阪(北浜)に本店を置くヤマワケエステートが運営する不動産投資型クラウドファンディングサービス。大阪らしい社名やサービス名もあるが、アンバサダーに本田圭佑を迎えるところも大阪っぽさがある。

2023年に案件スタート。後発だけあり超高利回りが特徴。短期案件だが想定利回り84.6%というトンデモ案件も登場。他の案件に投資した人が優先的に抽選に通りやすくするような優遇サービスもある。

利回りが高いということはリスクも高いというのは承知しておくべきだが、仕組み上、分散投資や投資家保護の仕組みもしっかりしてきているので、構造を理解していてチャンスと思う方には好都合な投資先。

サービス名 ヤマワケエステート
運営会社 株式会社ヤマワケエステート
サービス開始年 2023年
最低投資額 1万円
登録番号 不動産特定共同事業 大阪府知事 第19号
不動産特定共同事業の種別 第1号事業・第2号事業(電子取引業務を行う)
宅地建物取引業免許 大阪府知事(1)62854号

「主な特徴」

  • 不動産物件は多彩。得意分野というよりは運営会社が足を使って掘り出す形
  • 運用期間は1年以内が多い(短期多い)
  • 1口1万円から(10万からの案件も)。
  • 「インカム型」「キャピタル型」、両方取る「ハイブリッド型」など含む
  • 申込みは抽選式、先着式、優先抽選式など
  • 優先劣後システムで出資者は優先出資にして安心感アップ(20%程度など案件により異なる)

後発だけあり高利回りを売りにしているところが強い。一方、当然利回りが高いということはリスクも高いということは理解しておきたい。現状は不動産投資型クラウドファンディングが大人気で好回転が続いているが、逆回転になったときの不安感はある。

B-Den(ビデン)

B-Den(ビデン)は上場会社ビーロットが運営する不動産投資型クラウドファンディングサービス。不動産開発事業に取り組んでいるが、どちらかというと富裕層向けにサービス展開をしている。

予定利回り2.0%~、投資額10万~と他のサービスに比べると見た目ではスペックで見劣りするが、上場会社が出してくる案件ということで安心感が別格。高い利回りを用意しなくとも募集がすぐ埋まっている状況で人気が高い。

他社に比べて安心感が一番重要という方にはオススメできるサービス。

サービス名 B-Den(ビデン)
運営会社 株式会社ビーロット
サービス開始年 2021年
最低投資額 10万円
登録番号 [宅地建物取引業者免許] 国土交通大臣(3)第8157号
[不動産特定共同事業者許可] 金融庁長官・国土交通大臣第125号

「主な特徴」

  • 立地の良い場所での区分マンションが得意。資産価値の高いもので安全性重視
  • 運用期間は1年以内が多い(短期多い)
  • 1口10万円から
  • 予定利回りは2.0%~と低め
  • 申込みは先着式が殆ど
  • 優先劣後システムで出資者は優先出資にして安心感アップ(パーセンテージ不明)

もともと区分マンションなどでは富裕層に投資案件として用意していたものを、若干小口化してサービスを始めた模様。案件によっては銀行借り入れ投資も含まれているなど、従来の不動産投資のスキームに近い。客側にあまりリスクを負わせるスタイルではないように見えて、低リスク・低リターンタイプの運営

不動産投資型クラウドファンディングでもリスク・リターンの大小が2%~10%程度まで見て取れるが、こちらは「小」側のサービスで安全性高めと見て参加したい。


不動産投資型クラウドファンディングは、サービスの大本が不動産事業を長年取り組んできて「不動産特定共同事業」として小口化してクラウドファンディングとして募集しているものが多い。

そのため、もともとの不動産投資事業の色がよく出ている。「地域性・立地」「区分マンション・アパート運営型?テナント経営型?」「地域開発系?」などなど。

融資型クラウドファンディングでは下記の比較図が良く紹介されるが、

「銀行金利<貸付型・融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)<株・FX取引」

不動産投資型クラウドファンディングの場合は

「銀行金利<不動産投資型クラウドファンディング<リート(投資口価格変動)」

としてサービスの特性を紹介しているものが多い。