全国保証のIPO新規上場情報

日程・概要
割当
業績・株主
スタンス・評価
読者予想

全国保証の概要

市場：東1 (その他金融業)

事業内容：信用保証業務・損害保険の代理業務・信用調査業務・生命保険の募集業務

全国保証のIPO(新規上場)日程関連

仮条件決定日	2012/11/29 (木)
ＢＢ期間	開始： 2012/12/03 (月) ～終了： 2012/12/07 (金)
公募価格決定	2012/12/10 (月)
購入申込期間	開始： 2012/12/12 (水) ～終了： 2012/12/17 (月)
上場予定日	2012/12/19 (水)

全国保証のIPO(新規上場)基本情報

公募株式数	総計：9,487,800株（公募：7,350,000株 / 売出：2,137,800株）売出株式比率：22.5%
O.A.分	1,423,100株（O.A.=オーバーアロットメント）
発行済株数	33,006,000株（上場時、公募株数含む）
OR	33.1% （オファリング・レシオ、OA分含む計算）
想定価格	950円
仮条件価格	930～980円 (変動率：-2.1% ～+3.2% 中立 )
公募価格	980円（想定価格との差：+30円 / +3.2% ）
IPOの資金用途	個人が住宅ローンを金融機関より借入れを行う際に、当該住宅ローンに対して連帯保証を行う「信用保証事業」において、住宅ローンの保証を中心とした保証受託契約件数の持続的な成長を行うために必要となる自己資本の充実に資することを目的

全国保証のIPO価格マトリックス（価格・吸収金額・時価総額）

	想定価格	公開価格	初値	現在値
株価	950円	980円 +30円	1,016円 +36円	5,457円分割 2倍 (+9,898円)
変化率		+3.2%	+3.7%	+974.2%
吸収金額	103億円	106億円 +3.27億円	110億円 +3.92億円
時価総額	313億円	323億円 +9.90億円	335億円 +11.8億円	3758億円 +3422億円

※左から右へ時系列的に並んでいます。増減比は左のカラム（行）に対するものです。

※吸収金額はOA（オーバーアロットメント）分を含んで計算しています。

日程・概要
割当
業績・株主
スタンス・評価
読者予想

全国保証の取り扱い証券会社と引受割合・シンジケート

主幹事証券

大和証券

幹事団と割当

証券会社名	割当数	割当(%)	抽選配分
大和証券	7,495,500株	79.00%	7,496枚
三菱UFJモルガン・スタンレー証券	759,000株	8.00%	835枚
SMBCフレンド証券	664,100株	7.00%	691枚
みずほ証券	379,500株	4.00%	380枚
SBI証券	189,700株	2.00%	854枚
(その他：)

※抽選配分は過去の個人投資家への同一条件抽選状況をもとに、およその配分量を算出したものです。

企業データ

会社名	全国保証
所在地	東京都千代田区大手町２－１－１
設立	1981年02月19日
従業員数	197人
監査法人	太陽ASG有限責任監査法人

全国保証の概況（直近の経営指標、業績予想）

全国保証のストックオプション（新株予約権）の状況

データ未更新。2015年6月以降の上場銘柄に関して情報更新中です。

日程・概要
割当
業績・株主
スタンス・評価
読者予想

全国保証の初値予想・評価・BBスタンス・初値結果関連

BB参加姿勢	評価： (B:やや積極的)
初値予想 (BB開始時)	1,140円（想定価格比: +190円/+20.0%）
直前予想 (上場前)	1,200円（公募比: +220円/+22.4%）
初値	1,016円（公募比: +36円/+3.7%）

※評価はＳ～Ｄまで、初値予想はＢＢ開始時と上場前直前に行っています。

・新規承認時の第一印象

吸収規模が100億を超える大型IPO
12月上場のIPOが多く、資金集めに苦しみそう。
堅実経営なので割安性・お得度チェックで判断か？

そういう意味では配当8円は残念。

・ブックビルディング姿勢に対するコメント

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

東証上場、市場は未定。信用保証ということでセクションはその他・金融業となる。
住宅ローンの保証業務がメインで堅実営業。

規模が大きいのは保証企業ということで、上場メリットもあり注目度は高い。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2013年3月度の単独予想ＥＰＳは188.89(T社)。
想定価格950円から計算されるPERは約5.03倍。

IPOとして適正なバリュー価格と考えられ好感が持てる。

成長性は小さいが、堅調な部分も期待され本来長期保有銘柄。
この価格で買えるのであれば文句はないだろう。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約103.7億円（想定価格ベースOA分含む）、
上場市場は東証未定で主幹事は大和証券。
12月のIPOラッシュでは重たいが、この銘柄に関しては初日の売りも少ないかもしれない。

ストック・オプションの未行使残数はなし。
既存株主は、大手保険会社・銀行・V.C.も一部含む。
ロックアップの掛かりが悪い部分もあるが、売りぬけ銘柄とも言えないので気にはならないか？
180日間のロックアップになる。解除価格なし。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

業種的には上場メリットのある銘柄と感じる。
成長性がないので人気化はしないが、想定価格の判断からは割安性の魅力あり。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

素直にバリュー面で公募価格で買ってもいいかなと感じさせる銘柄。
しかしIPOで人気になるのは素晴らしい成長性や新規性、希少性だったりするため
初値に関しては苦しい展開も考えられる。

長期保有をしても魅力あると感じるなら参加してもいいだろう。

全体考察
総合得点は6点で、私のBBスタンスはB評価です