IPOは魅力的ですが、人気があるため、なかなか当選することができないのも事実です。
今回はIPOでより多く当選するための方法に関して書いていきます。
より多く当選するには、第一により多く申し込むことです。
第二に当選確率の高い証券会社で申し込むことです。
上記の2つの点で、どのような対策が有効か書いていきます。
準備は万端に証券会社の口座を多く持っておく
IPOの新規承認発表があった時に、配分が多くある証券会社の口座を持っていないとなった時点で負けです。 証券会社の口座開設は審査などもあり時間はそこそこ掛かりますので、前もって証券会社の口座を開設しておくことが重要です。
IPOの新規承認があってから、おおよそ2週間前後でブックビルディング期間となります。この時期にもちろん口座がないと申し込めませんし、事前にそれぞれの証券会社のIPO抽選ルールの癖なども確認しておきたいところです。
まずは、準備できるところはしておく事から始めましょう。
主なネット抽選で注目したい証券会社はメリット・デメリットを含め上記ページにて紹介しています。
手持ち資金をスムーズに移動できるようにして、資金を最大限有効利用する
スムーズな資金移動が出来るようにネット銀行などの活用を考えましょう。
IPOなどに用いる資金用口座としてネット口座を1つもっておくと便利だと思います。
楽天銀行やジャパンネット銀行がネット銀行では定番ですが、住信SBIネット銀行も使い勝手が良いです。私はさらに新生銀行や三菱東京UFJ銀行のダイレクト口座も使って、効率よく資金移動しています。
各銀行口座で得意分野が違います(ネット入出金対応数・ATM手数料・振込手数料)。それぞれで使いやすい部分を利用するといいでしょう。新生銀行などは投資用口座ではなく、生活用口座としてよく利用しています。
IPOは同時期に2つ以上の銘柄が上場することも多くあります。3月・6月・12月ごろに多く見られますが、自分の申し込みたい証券会社にスムーズに資金を用意できるように準備しておきたいです。
各証券会社毎の戦略をしっかり理解しておく
1つ目で証券会社の口座を複数準備しておくことを書きました。
さらにその複数の証券会社のIPO抽選の癖をしっかり理解しておくことが重要です。
各証券会社毎に細かく状況が変わってきます。
当サイトでは証券会社の紹介ページにIPOの特徴を掲載しておりますので参考にしてください。
初心者はまずは完全抽選の穴場ネット証券を狙う。
店頭取引がメインの証券会社はIPOの配分数は多いですが、その殆どが機関投資家やお付き合いのある(よく取引をして手数料を落とす)個人投資家などへ流れていって、結局個人の抽選分は非常に少ないというのが現状です。 (もしそういった配分を貰いたいというなら、店頭にて良い顧客にならないといけないません。資金が豊富にある場合は良いですが、かなりの額でのお付き合いが必要で相手にしてくれないところも多いでしょう)
ということで、やはり平等抽選が売りのネット証券での地道な申込が最初は功を奏します。
次のページで詳しい各ネット証券のメリット・デメリットを解説しますが、ネット証券毎のちょっとした特徴を紹介しておきます。
マネックス証券
マネックス証券などは配分100%を完全平等抽選としているので、全員が同じ確率。
新規に口座開設をしても古株でも、扱いは同じですので初心者に一番におすすめできる証券会社です。
auカブコム証券
後期抽選型、三菱UFJモルガン・スタンレー証券に配分がある場合こちらにも。抽選は完全平等抽選。
SBI証券
主幹事証券になることも多くあるので必須の証券会社。通常抽選は資金力がある方が有利な傾斜抽選。
ポイントによる優遇抽選もあり、落選してもポイントアップでチャンスが広がる。早めの口座開設でポイント集めをしておくのが良い。
楽天証券
取引量により傾斜抽選。配分があることは少ないが、抽選の倍率も表示しており公平さはあり。
エイチ・エス証券
IPOの取り扱いを頑張ると宣言しているだけあり幹事証券になることが多いのでオススメ。
SMBC日興証券
店頭証券でもネット抽選に回す割合が多くダイレクト口座がオススメです。IPOとは話が変わるがダイレクト口座の信用取引手数料が無料なのも特徴。
IPOはなかなか当たらないのですが、申し込まなければ絶対当たりません。
コツコツと気長に楽しむつもりで申し込むのが気持ちよく続けられるコツです。
また、あまり当選がないと不安になり他人の当選情報が気になり嫉妬する人も多いですが、ネット抽選は確率ですので人の当選を羨ましがっても始まりません。自分なりの工夫を見つけていきましょう。
次は、もう少し各ネット証券のIPO抽選に関するメリット・デメリットに関して解説します。