2026年6月に米国市場のSpaceXが上場するということで世界的に注目されています。日本でも一部販売がある模様で、ネット証券でも上場前の売出し株を購入可能ということですので、こちらのページで様々な情報をまとめておきたいと思います。

超注目IPOですので、恐らく様々なメディアから「ブル情報」「ベア情報」が出てくると思います。いろいろな意見があり、結局終わってみれば出た方向に対して当たった方向で理由づけされて「やっぱり買いだった」「だから参加は辞めておけば良かった」などとなると思います。

先に、当方(黒澤)の結論を申し上げておきますと、一般的なIPOファン投資家からすると、「お祭りIPOは基本的に積極的に参加」です。一応、情報は情報としてチェックしていろいろまとめておきたいと思いますが、心情としてはこういうIPO祭りに参加できる機会があるなら、参加することに意義があると考えるタイプです。

もちろん、何も考えずに参加するのと、皆さんのそれぞれの思いで考えて参加するのでは、結果は同じでも、受け止めるものは違うでしょう。そういう意味でこうやってまとめた記事が皆さんの参考になればと思います。

SPACE Xの主な事業内容は?

多くの方がSPACE Xはイーロン・マスクの会社で宇宙開発系(ロケット)の企業という認識が強いと思います。また旧ツイッターのX、そして衛星通信のスターリンクですね。現状での売上高として一番大きいのが衛星通信事業のスターリンクになるようです。しかし、XではAIを組み込んだGrok、そして低コストでのロケット開発宇宙インフラで、今後の世の中のフェーズが変わるといったところまで構想されています。

IPOでは目論見書を提出して、上場の際の財務状況であったり、リスク要因など様々な公式文書として出されますが、今回はその多くが「未来の見通し」的なものとなっており、それがポジティブにもネガティブにも受け取られていることになります。これによって見方によって、多くの経済評論家やメディアからはどちら側の視点に立つかによって正反対の内容が紹介できることになります。私のような日本に住んでいる単なるIPOファンの一投資家からは、最初にも挙げた通り、「お祭りIPOは参加しなきゃ損損」ぐらいの感覚で見るのが良いと思います。

なお、目論見書は日本語になっているものが、申込が出来る「SBI証券」「楽天証券」から閲覧可能です。かなり写真掲載が多いです・・・。

SPACE Xの上場時の内容

ここではSPACE Xの上場時のスペックについて紹介しておきます。当方のサイトではいつも国内IPOでスペック的なことをまとめていますが、それによって様々な情報をここに載せておきます。なお、日本から海外上場銘柄に上場前に申し込めるようになったのはごく最近です。

SPACE Xは日本ではみずほ証券が国内販売を請け負うことで、そこからネット証券では「SBI証券」「楽天証券」が準備をしており、一部販売を対応しています。通常の国内IPOとは勝手が異なることは意識しておきたいですね。しかし、現在のところ、上場前に公開売出価格で購入できて、上場後はすぐに売却など売買が可能になるようです。そのあたりは国内IPOと同じような意識で参加できます。米ドル建て、円建てなど、証券会社によってそのあたりの手数料やスプレッドなどは変わってくると思いますので注意は必要です。

SPACE XのIPO(新規上場)日程関連

仮条件決定日 2026/06/04 (木)
BB期間 開始: 2026/06/05 (金) ~ 終了: 2026/06/12 (金) 6時頃まで
公募価格決定 2026/06/12(金)
購入申込期間 2026/06/12(金)
上場予定日 2026/06/12(金) 22時30分(日本時間)

SPACE XのIPO(新規上場)基本情報

公募株式数 総計:14,814,815から18,518,518株(日本国内) / 全世界では55,555,555株を発行予定
O.A.分 83,333,333株 (O.A.=オーバーアロットメント)
発行済株数 77,679,600株 (上場時、公募株数含む)
OR 4.2% (オファリング・レシオ、OA分含む計算)
仮条件価格 135USドル(21,452.85円)
IPOの資金用途 全数売出し(AIコンピュート・インフラの拡大、打上げインフラ及び打上げ機の
強化、衛星コンステレーションの規模及び能力の拡大を含む当社の成長戦略に充当し、残額を一般的な事業目的
に充当する予定)
吸収金額 約750億ドル(約11.6兆円)
時価総額 約1.75兆ドル(約283兆円)

規模は人類市場最大規模のIPOとして注目されている(それまでは2019年のサウジアラムコ)。一方、メディアの中では評価はその半額程度とするところもある。また、今回のIPOでは個人投資家への割当計画も非常に高いと言われているのが注目ポイントで、この事により国内でも「SBI証券」「楽天証券」といった証券会社で広く浅くチャンスが与えられることになっている模様です。

さらに注目点の一つが仮条件価格設定が一本値の135USドルとなっており、企業側の強気の価格設定となっています。それだけ買いの需要が高いという売り手側の評価となりますが、このような過熱感がうまく上場時初値に作用するかは判断が難しいところになりそう。日本のように上場時から初値高騰というIPOは米国市場では少なめですが、今回のような過熱感主導のIPOではひょっとしたらの初値好成績に期待もしたいところでしょうか?

SPACE Xの初値予想・BBスタンス関連

当方の基準で、初値予想やBBスタンスも掲載しておきます。

BB参加姿勢 評価: (B7:やや積極的)
初値予想
(BB開始時)
165USドル(約20%高スタート予想)
直前予想
(上場前)
上場前日あたりに更新

BBスタンスはやや積極的のB級評価とします。やはり過熱感から初値が上昇しそうな雰囲気を感じています。中長期視点で見ると判断は非常に難しいものとなりそうで、確かに高すぎると評価されれば上場時の評価から一気に下がってもおかしくないですし、いわゆる暗号通貨がGo to Moonしているのと同じような感覚で上場時では買えたのに手が付けられない位置にまで行くことだってありえます。

とはいえ、とりあえずは初値視点での予想では20%ぐらいの上昇を目安に考えておくと良いかもしれません。1株あたり20~30ドルぐらいになればみんなハッピー、やや強気で1株あたり50ドルぐらい儲かればぐらいで日本からのネット証券での申込者の感覚では良いでしょうか?USドルベースでみると200USドルは異様に固い壁に見えますが、逆に150USドル超えぐらいは分かりやすいターゲットして意識できますね。

ここから下はネット証券で申し込める2社の情報を載せておきます。スケジュール感など掴みやすいです。

SPACE Xの申込(楽天証券の情報)

楽天証券での申込情報を掲載しておきます。

6月5日から申し込み開始、12日まで変更など可能です。申込単位は1株単位となっています。申込は「成行きのみ」「円貨決済のみ」です。購入手数料は0円で、そのあたりは国内IPOと同じような扱いとなっています。当選すると購入取り消しがなければ自動購入となるようです。感覚的には何株分申し込むか?を判断材料として難しいところでしょうか?国内のIPOを基準で考えると10株で20万強ですので、1単位ぐらいの申込の感覚です。50株で100万強の方が分かりやすいでしょうか?申込の方法は国内のIPO申込と画面が同じなので、あまり迷わないと思います。

なお、法人口座での申込は出来ない模様です。

スケジュールの流れです。決戦は6月12日という感じですね。午前中に当選や購入などが自動的に進んで17時頃に配分があります。注文開始は21:30から可能で夜の米国市場スタート時にドキドキというタイミングですね。

SPACE Xの申込(SBI証券の情報)

SBI証券での申込情報を掲載しておきます。SBI証券は申込には米ドルの買付余力が必要です。

楽天証券と違う部分でかなり注意したいのが、決済方法が米ドルのみですので、米ドルの準備が必要になります。

外貨の準備を6月11日までに済ませておく必要があるというのが楽天証券と違うステップです。外貨の準備には複数あって、「為替取引(参考レート分の手数料)」「銀行からの米ドル入金」「FXで現引き注文(最低100USドル)」などです。もともと米ドル資産(外貨)を持っている方はそれをSBI証券の外貨の買付余力に反映させる手順、為替取引はSBI証券の口座内で手軽です。FX取引はスプレッドが一番狭いので、手数料を気にする人、どうせならFX取引でも少しうまくやりたい方にオススメです。FX取引では最終的には現物が必要なので丁寧に現引きという手法を紹介してあります。

スケジュール感は申込期間は6月11日の午前11時頃まで、こちらは抽選結果は6月11日に出ます。購入申し込みは12日の公開価格決定後、13時までです。こちらも辞退がなければ自動購入、補欠繰り上げも自動繰り上げ購入となるようです。

取引は初値決定後に成行注文が出来るようです。

外貨決済という手間の分だけ、SBI証券は少し面倒という人が増えるかもしれません。逆にそういった作業をする人が恵まれるというのもありますね。

なお、SBI証券は「優遇抽選」を表記しています。SBIハイパー預金残高が10万以上というだけで当選確率がアップするようです。追加抽選分で優遇するようです。今回のIPO抽選方式はいつもとは違う形にはなると思いますが、どの程度申し込んでどの程度貰える可能性があるのかは謎に包まれています。

ただし、国内だけで見ても最大20億ドル(約3200億という巨大な吸収金額)がネット証券では2社での受付、ということでかなりの人数が申し込んでも配分される可能性はそこそこ出てくるのではないでしょうか?そういう意味では申込額をどうするかは、各人の資産額によってどの程度にするか迷う部分にはなりそうです。


以上、SPACE XのIPOに関する情報です。最新情報に合わせて、また内容をアップデートする可能性があります。