Rebase(5138)のIPO新規上場情報

レンタルスペースの予約プラットフォーム業。時流に乗ったサービスで業績好調。

吸収規模小さく、業績・業種・価格設定などどれを見ても第一印象では好感触。上場ラッシュでも問題なしの初値プラスになりそう。

SBI証券主幹事で比較的、公募参加しやすい12月IPOの一つになりそう。VC多く、ロックアップ解除1.5倍なので1.5倍ラインは一つの目安に。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

レンタルスペースのマッチングサービス。上場会社も増えており目新しさはない。
シェアリングエコノミー系なので時流的にはまだ伸びはありそう。

上場日は3社同時上場の金曜日。他の2社が中規模系。
こちらは小型なので影響は薄そう。SBI証券主幹事。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2023年3月度、単体予想EPSは30.27。
想定価格880円から計算される予想PERは約29.07倍。

成長性を加味すればこの程度は評価できそう。
似たような業種の「スペースマーケット」は2019年上場、赤字で異常だった。
成長鈍化も見えているが、利益もしっかりだしていてこの評価なので良いイメージ。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約8.7億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証グロース市場。主幹事はSBI証券。

公募売出比は売出株式比率76.7%で売出が多い。オファリング・レシオは標準範囲。

ベンチャーキャピタルからの出資は40万で7％近く、ロックアップが1.5倍で外れるため、
公開価格の1.5倍価格は意識されそう。

ストック・オプションの未行使残は行使期間が翌年から、上場時には影響ない。

10億以下の吸収金額で、価格設定も妥当。
普通に需給面では問題なしと評価できる。

公開価格では買いが圧倒しそうだが、1.5倍でVC売りが分かりやすく見えるかどうか（SBI証券は放置傾向が高い）。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

スペースのシェアリングサービスは時流にも載っていてサービスとしては上昇中。
こちらは掲載数No.1が売りで利益もしっかり出ている状態で株として買いやすさがある。

同じサービスを提供している会社でも順調なイメージがあり、
使いやすさやスペースを貸す側としても管理してくれる体制など、上場後もしっかりと体制を整えそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

12月IPOの中で優良にみえるIPOの一つ。主幹事もSBI証券で狙い目。
初値はプラススタートも1.5倍でVCロックアップ外れる地点がどうなるか？
IPO地合いに勢いがあれば関係なく突き抜けて始まりそう。

3社同時上場でも、SBI証券主幹事のここは寄り前から板に注目が集まる印象。
1.5倍価格にVCと見られる大きな売りが出されていて、それを熟して上へ行けるか？が焦点の一つ。

2倍ぐらいの初値まで頑張りそうと見る。そうなると2,000円弱の初値予想が強気の第１ベース予想。
なお1.5倍とみるなら1,380円あたり。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です