ｐｌｕｓｚｅｒｏ『プラスゼロ』(5132)のIPO新規上場情報

IPOでは引き続き人気のAI活用事業。
上場企業も増えてきて目新しさはなくなってきたが、そのためかこちらは比較的割安な条件。吸収規模も小さめで値付けと規模に納得感あり。

IPOスペック全般を見渡しても王道スタイルで高評価できそう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

AIソリューション事業、東大出身が多く頭脳集団が売り。
一気通貫は最近の主流。仮想人材派遣などAIでも技術的に差別化を見せている。

IPOではまだまだAI関連は人気の的で注目。
10月のオーラスIPOで小粒案件。どこまで伸びるのか楽しみなIPOになりそう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2022年10月度、単体予想EPSは55.56円。
想定価格1,380円から計算される予想PERは約24.84倍。

業種と成長度合いを鑑みると割安感あり。
この手のIPOで予想PER3桁という値付けが続いてた時期があったが、最近はこのレベルで落ち着いている。
なお、仮条件は超強気の上限で約2割アップ。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約7.47億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証グロース市場。主幹事はSMBC日興証券。

売出株式比率20.4%と公募が多い。オファリング・レシオは標準範囲。

既存株主にベンチャーキャピタルからの出資は見当たらない。
ロックアップも価格解除無しでしっかり。

ストック・オプションの未行使残は14円価格、約19万株が目安。
それ以外は上場前にいくらか割り当てたレベルで行使価格も高い。
19万株は普通にまともな報酬レベルとして目を瞑ろう。

需給面は問題なし。
小粒感を活かしてどこまで初値が伸びるか見もの。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

AI関連の成長企業。赤字から一気に黒字反転で上場。今後の活躍の幅が広がりそうな業種でもあるので成長期待はありそう。
特に頭脳集団で技術開発に長けてそうで、費用をあまりかけず売上を伸ばせば利益も好調になりやすい。

ホームページのメンバー紹介を見ていると一切腕組せずの立ち写真は好感（笑）
全体的にもっさりしているのは、まさにプロ将棋のタイトル戦メンバー紹介を見ているようで切れ者が多そう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

10月のオーラスIPOとなった期待のかかるIPOでA評価。
数年前ならAIと付けただけでも嘘みたいな成長期待で伸びたが、今はAIの中でも中身が見られる時代。
ここは頭脳集団で技術力の差が売りになりそうか？

需給面でも恵まれそうで、初日値付かずレベルまで行くか？の勝負になりそう。
IPOの地合いも落ち着いていて、それが継続しているなら2日目レベル。

若干地合いが不安定になっても2倍程度の初値は付いて欲しいいところ。

枚数少なく公募株を手に入れた人は超ラッキーと言えそう。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です