スポーツフィールド(7080)のIPO新規上場情報

体育会系に特化した人財企業。業績好調。
オリンピック関連として注目度が良い時の上場。

人材系のIPOはネット技術でコスト削減系が多かったが、医療特化のようにスポーツ特化で特異性を持ってくるのも伸びている。

やはり専門食が強いほうがIPOとして注目を集めやすい。新規性の魅力はIPOの醍醐味。

吸収金額小さめながらも売り出し多く、オファリングレシオも高め。創業者も数名で分散して持っていて、広く株が分けられる姿勢。

初値的にはラッシュ後の買い疲れて買い圧力がどうなるか？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

２０１９年のオーラスIPO。体育会系特化の就労関係。
やや目新しい印象もあり、さらに東京オリンピックを控えスポーツに対する気運は高い。

マザーズ小型のIPOで最後の締めとして相応しいIPOと感じる。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2019年12月度、連結予想EPSは155.04円。
想定価格2,650円から計算される予想PERは約17.09倍。

業績好調で人材系銘柄比較では割安感あり。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約9.19億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSMBC日興証券。

公募売出比は売出株式比率78.3%と売出が多い。オファリングレシオはやや高めの水準の39.4%。< span style="color: red;">
役員からの売出が均等に多めに出ていて、上場換金性も高い。

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらない。人材系大会社などの出資も見られない。
ロックアップは価格解除なしときつめ。

ストックオプションの未行使残は計6.5万株程度、行使価格は安めだが数量的に目をつむるか。

オーラスIPOの掉尾の一振りアノマリーも考えれば、需給面では問題なし。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

スポーツ特化人財はオリンピックが近くテーマ性もあるし、最近のAIに仕事を取って代わられる事情の中では、
体育会系で鍛えてきた力が今後評価されていく可能性もある。無味乾燥な就職サイト運営に比べると強みを感じる。

ベンチャーキャピタルや就職系企業の息が入ってなく伸びてきているのも、上場後の動きにも期待したい。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

2019年のオーラスIPOは高評価できる銘柄となった。
テーマ性・割安感・業績・需給面などそれぞれプラス評価できるIPO。
タイミングもベストで、タイミングが大事なIPOでは完璧な時期かもしれない。

アノマリー面も期待して、最終評価は第一印象のBからAへ変更。
直近のIPOの結果が好調であれば、最後のIPOということもあってややオーバーシュート気味の初値になる可能性もある。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です