ツクイスタッフ(7045)のIPO新規上場情報

親子上場となるが「介護x人材」と儲かりそうなテーマ性・社会性もある。
業績好調・成長性もありそうな中、同業他社よりもディスカウントされている印象がGood。

ソフトバンクの影に隠れて、当たりやすくなってくれないか？

ロックアップの掛かりは良いが、ストックオプションの未行使残は行使覚悟。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

介護のツクイから生まれた介護・医療系人材サービス。
それだけ非常に需要が強い分野という印象。業績の伸びもよく注目。

JASDAQスタンダードへの上場だが、テーマ性が非常に意識されそう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2019年3月度、単体見込EPSは202.42円。
想定価格2,580円から計算される予想PERは約12.75倍。

業績は減益予想も売上伸び基調で好感。
人材系企業で考えれば割安感があると言えそう。
親会社のツクイよりもしっかり安い。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約8.9億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場はJASDAQスタンダード。主幹事はSMBC日興証券。

公募売出比は１：２で売出が多い。売出元は親会社のツクイ。

ベンチャーキャピタルの保有はなく、既存株の大部分をしめるツクイや持株会には180日のロックアップ。
ストック・オプションの未行使残は567円価格約13.4万株が行使期間に入っている。

少しストック・オプションが気になるところだが、大きく問題になる部分はない。
親子上場という形になるが、子に割安感が随分あるのはいい印象がある。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

需要が非常に高そうな分野。分社化して上場して資金集めできるレベルで必要な印象。
もともとのツクイで培ったサービスや基盤・ブランドも使えることもあり、いい形での親子上場と言えそう。

上場時点で割安感があるし、配当なども予定していて中長期で持つ人も多くいそうなイメージ。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

高齢化社会から容易に需要の高まりが予想でき、すでにその流れが加速している現状。
国を上げた対策が求められる分野でのど真ん中な新規上場銘柄。

親子上場となるが、今回は親子上場して期待できる子供が安く買えるチャンスのほうが高い銘柄の印象。
懸念点は上場ラッシュでの資金分散で人気があまりつかないかも知れない点だが、
吸収規模も小さく、そういう意味では初値が上がらなければセカンダリーでも妙味があるかも知れない。

うまくいけば2倍ぐらいは初値で見込めそうなところか？

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です