株主優待タダ取り(クロス取り)手法は、今までも説明してきたとおりに同じ株の買いと売りを同時に行ない、株価変動により損失をなくすということで株価変動リスクがタダという点でした。

しかしながら、それでも費用としては
・逆日歩の可能性
・証券会社の取引手数料
・信用取引の金利

といった細かい費用が必要になります。

この中で証券会社の取引手数料を考えると最強の証券会社があります。

それが、信用取引委託手数料完全無料のSMBC日興証券(オンライントレード)です。

当方は、各証券会社の手数料を一覧にして確認できるよう証券会社株式取引手数料比較一覧というページを作成していますが、その中でも0が並ぶのはSMBC日興証券だけです。

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100万円の約定料金で安いものから並べました。

ライブスター証券GMOクリック証券といったネット証券も十分安い水準ですが0円ですからね。

さて、SMBC日興証券は信用取引は手数料が無料ですが、現物手数料はネット証券に比べるとやや高い水準になっています。現物の買いと信用の売りを同時に行う株主優待クロス取引ですが、現物の手数料が掛かるのではないかという心配もあるかもしれませんが大丈夫です。

現引き・現渡しという取引方法を使うことで現物取引を行わずにクロス取引ができます。
その現引き・現渡し取引はSMBC日興証券ではもちろん無料です。

【参考】
・現引き…信用取引の信用買いの決算方法の1つ、信用買いの建て代金を払い、現物として受け取る
・現渡し…信用取引の信用売りの決算方法の1つ、同じ銘柄の現物株で相殺する(品渡しとも言う)


・具体的な信用取引だけを使った株主クロス取りを紹介します(SMBC日興証券版)

優待権利付き日(優待権利日の3営業日前あたり)
1.寄りの時点で、欲しい優待銘柄の信用買いと信用売りでクロス取引
(信用取引なのでSMBC日興証券では手数料無料)。

2.約定すればすぐに信用買いを現引きで、現物株に変える(現引き手数料無料)

3.権利付き日を持ち越す(これで株主名簿に載って優待権利を得る)

4.権利付き日の夜か次の日の早いうち(もう一日持ち越さない)に現渡処理で相殺(現渡し手数料無料)

以上、すべての取引がSMBC日興証券では手数料無料で完結します。


株主優待タダ取りを真に言葉とおり実践するなら、手数料が無料のSMBC日興証券がオススメです。

株主優待クロス取りはするほぼゼロリスク・低リターンの手法を数多く獲得することで大きく得する方法ですので、やはりなるべくコストを下げる方法、または証券会社選びが必要になります。

SMBC日興証券はIPOでも主幹事実績が多く、他の利用法を考えてもオススメ出来ます。

※2018年4月に現物と信用の資金管理が共通化され更に使いやすくなりました!