ここでは株主優待クロス取り引きにオススメの証券会社をいくつか紹介します。

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証券会社ごとに特徴が異なり、また今後サービス充実などでオススメ状況が変わることがあります。

証券会社の口座維持手数料は基本的に無料ですので、いざというときに開設しておけばよかったということはないように、気なるところは開設しておいて損はないと思います。

もしろん株主優待のクロス取りから始めて、実際操作・取引をして自分にあった証券会社を見つけるのも一つの方法です。 IPOや公募など、ディスカウントで株が買えるチャンスも広がります。 (株の取引のお試しをIPOから始めることもオススメします)

それでは、株主優待タダ取りにオススメの証券会社を紹介します!

松井証券

私も株主優待タダ取りで、初期の頃からメインで利用しています。
証券会社自体も優待クロス取引を一つの投資法として紹介しています。

松井証券の優待クロス取りにオススメの特徴は

  • 逆日歩が掛からない一般信用売り建てが行える。
  • 手数料が現物、信用を含めボックス計算なので手数料を節約
  • 取引10万以下の手数料が無料

一般信用売り建てを行える証券会社は多くなく、以下の証券会社程度になります。
また対応銘柄を一覧にしていますので参考にしてください。

証券会社(松井・カブドットコム・SBI・楽天・大和・岩井コスモ)一般信用売り建て可能銘柄リスト

松井証券は一般信用売り建ての数こそ最大数ではないですが、他の特徴であるボックス手数料体系が、1日に多くの銘柄を現物・信用で取引する株主優待クロス取り引きに親和性が高く手数料節約が出来ます。

まず、株主優待クロス取引をやってみようという方は松井証券 から始めてみることをオススメします。

もちろん手数料体系も低水準です。
現物・信用共に以下の手数料(2014年7月現在)

1日の約定代金合計金額
手数料(税抜)
10万円まで
0円
30万円まで
300円
50万円まで
500円
100万円まで
1,000円
200万円まで
2,000円
100万円増えるごとに1,000円加算
1億円超
100,000円(上限)


auカブコム証券

ネット証券としても非常に満足度が高い証券会社です。

使いやすさや新しいサービス発表に積極的で、現状でも優待クロスに十分使えますが、今後も期待できる証券会社です。

オススメの特徴としては

  • 一般信用売り建て銘柄が非常に多い(業界最大)

一般信用売り立てが出来る銘柄が非常に多いため逆日歩が気になる銘柄はauカブコム証券で銘柄になっていれば逆日歩なしで取引できます。

優待クロス取りで一番安心なのは逆日歩が掛からないことですので、auカブコム証券の一般信用売りの取り扱いの多さは助かります。

手数料水準もネット証券としてシンプルで安いものとなっています。

(約定代金×0.09% + 90円)×1.05 [上限3,874円]

上記計算で約定代金55万の時は主要証券の現物手数料で最高水準です。

・信用取引手数料

    前営業日の建玉残高
または前営業日の新規建て約定代金
    0円以上
3,000万円未満
3,000万円以上
5,000万円未満
5,000万円以上
8,000万円未満
8,000万円以上

50万円以下 483円 458円 338円 0円
100万円以下 798円 758円 558円 0円
200万円以下 987円 937円 690円 0円
500万円以下 1,155円 1,097円 808円 0円
500万円超~100億円 1,260円 1,197円 882円 0円

信用取引はかなり手数料が安いですね。利用量によって優遇される体系です。

優待取りに慣れてくるとauカブコム証券での取引が基本になる方が多いです。 
 


SBI証券

大きいものに撒かれろってことでSBI証券もオススメです。

オススメの特徴ポイントは

  • ネット最大手で手数料が安い
  • 2015年度からは一般信用売建(長期・短期)に参入!

2015年からは一般信用売建サービスを拡充しました。短期・無期限で一般信用売建が使えます!SBI証券 は上記の証券会社よりも取引手数料水準が低いので、こちらで取引可能であれば取引手数料を削減できます。SBI証券は株主優待だけでなく、IPOや貸株、外国株取引など、 ネット証券の最大手として、いろいろな投資機会に参加できます。

株主優待だけでなく、今後他の取引をしていくうえでも持っておきたい証券会社になります。


楽天証券

楽天証券も一般信用サービス拡充でこの分野でオススメ証券になりました。SBI証券が始めたならライバルもやらないとといったところでしょうか?

オススメの特徴ポイントは

  • ネット大手証券では手数料が安い(SBI証券とよく競争している)
  • 2016年12月から一般信用(短期売建・無期限)に参入!

手数料水準は低いですし、楽天証券で取引すれば楽天スーパーポイントでの還元など、楽天の他のサービスとの親和性も高くよりお得感があります。好評ツールマーケットスピードに慣れている方は楽天証券が使えるのは朗報ですね。


GMOクリック証券

優待取りを重ねていくと手数料節約で非常に役立つ証券会社がGMOクリック証券だということが分かります。

オススメのポイントはもちろん手数料節約で

  • 業界最低水準の手数料
  • さらに株主優待で手数料キャッシュバック

株主優待をしていくと、GMOクリック証券が株主優待で証券取引手数料キャッシュバックというものがあるとこに気づくと思います。これがGMOクリック証券をオススメする最大の特徴で、GMOの株主優待を取り、その優待を証券口座に適用、そしてそれで優待クロス取りをして手数料を返してもらうことが出来ます。

うまく使えば、優待クロス取りの一つの費用である、取引手数料までも極限まで抑えることが出来るのでオススメです。

ただし、一般信用売りは使えませんので、他の証券会社とうまく合わせて使うと良いでしょう。

優待クロスをする人なら通常取引もGMOクリック証券が手数料キャッシュバックで最安値になるように思います。


SMBC日興証券

大手店頭系証券会社ではSMBC日興証券がオススメです。ただし、ダイレクト口座がおすすめです。

オススメのポイントは
・信用取引手数料が完全無料

これはかなり大きいです。株主優待クロス取引では信用取引と現引き・現渡しで全てを完了出来ますので優待クロス取引の手数料関係を完全無料に出来ます。

デメリットは一般信用売建てが使えないことと、現物株の手数料体系がやや高いことぐらいでしょう。後は資金の管理が現物と信用でややこしく分かれています。これはauカブコム証券でも同じです。

慣れてくるとメイン口座になるかもしれません。

他にも比較すればいろいろあるでしょうが、証券会社比較は別に譲るとして、株主優待クロス取引には一般信用売建てが可能な最初にあげた4社、手数料削減の予備として2社程度あればタダ取りには十分かと思います。

それぞれに証券会社の特性をうまく活かして、手数料を節約しながら楽しい優待ライフを送りたいものです。