2014年から始まる新しい制度で、大注目のものはやはりNISA(ニーサ)でしょう。

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日本では新しく始まる制度で、始めは馴染みにくいかもしれませんがその仕組をしっかり理解することで、うまく税金面でのメリットを生かして運用できることになります。

このページでは新しい制度NISAについて、その特徴を詳しく説明し、また攻略法や注意点なども紹介したいと思います。

 

まずは「NISAって何?」ということでよく理解しておきたいですね。

またNISAの名前の由来ですが、もともと「ISA(アイサ)=Indicisual Savings Account」という個人の少額範囲での資産運用口座として英国などで浸透しているものを、日本でも始めるということでNIPPONの「N」を頭につけ、NISAとなっています。

NISA(少額投資非課税制度)の特徴

まずは、NISAの特徴について注意したい点と同時に紹介します。

1.NISA口座で購入した上場株式や株式投資信託等の配当金及び売買益等が非課税に!

NISA口座の一番大きな特徴が、この非課税枠です。
購入枠は年間100万までで5年間投資できます。その為、5年間で最大500万円分の非課税投資が可能です!

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現在、NISA口座は2014年から2023年までの10年間開設出来る事になっています。
その為、向こう10年間は非課税口座枠の活用の可能性があるということです。

2014年からは上場株式や株式投資信託の配当及び売却益に係る税率は軽減税率の廃止で10%から20%に変更されます。また復興特別所得税などもありますので、株式取引などに掛かる税負担が上がります。

まとめますと年間100万程度の金融商品に掛かる利益に対する税金は非課税枠を活かせるようになりますよ!ってところでしょうか?やはり税負担20%というのはそれなりに大きいので、少額投資を考えているならこのNISA口座枠を活かさないわけにはいけませんね。

NISA利用時の留意点

非課税枠を活用できるNISA口座ですが、開設にあたっていくつか留意点があります。
代表的なものをまとめておきます。どの金融機関でNISA口座を持つかは以下の様なことがあるため慎重に選びたいですね。

1)開設できる口座は1人につき1口座のみ

NISA口座は1人につき1口座のみです(証券会社と銀行なんてのも不可です)

2)口座開設後、金融機なんの変更は不可

一度、NISA口座を一つの金融機関で開設すると変更できません。
5年後には再び非課税枠の設定することができます。

3)非課税枠(100万円)の未使用分を翌年へ繰り越し、売却した非課税枠の再利用は不可

毎年100万までで、使わなかった場合繰越などは出来ないという意味です。

4)現在他の口座へ保有している上場株式などは対象外

現在所有の株式などを移管できません。移したい場合は1回売って、再び買うといったリレー投資のような方法が必要です。

5)他の口座との損益通算・損失の繰越控除不可

損失繰越ができないです。節税を考えるなら利益が出ないといけませんので、NISA口座で投資する内容についてはこの辺りを意識して考えたいですね。


留意点の中で、特に1番の1人1口座というのは、慎重な金融機関の選択を迫られます。
やはり自分にあった証券会社などを利用するといった手が良いと思います。

私としてはNISAが少額投資と言うなの通り、初心者のかたが少額から株式投資などを始めてみたいという方に絶好の機会だと思います。年間100万という枠があれば無茶な投資もしないと思いますので、NISA口座で投資の感触を掴んでみるというのもいいですね。

次に自分にあった証券会社の選び方、NISAを使った投資方法などを考えてみたいと思います。