Ｇ－ＦＡＣＴＯＲＹ(3474)のIPO新規上場情報

飲食店などの経営サポートと不動産事業の組み合わせ。やや値ガサ株。
マザーズ上場で、マイナス少なく、ややプラチナチケット系。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

セクターは不動産業だが飲食店の運営サポートということで、
前日上場のシンクロフードに似ている。あちらはネットのポータル系、こちらは現場系か？

飲食店「名代　宇奈とと」も経営。うなぎ屋さんの模様。
注目度は中程度だろうか？

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2016年12月度の連結予想EPSは227.74円。
想定価格3,080円から計算される予想PERは約13.52倍。

売上は緩やかながら伸び傾向、利益のほうが急上昇中になる。
業績の伸びからすれば割安感は感じる。一方、不動産や小売セクターと見られると妥当範囲か？

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約7.75億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ市場で主幹事はSMBC日興証券。

売出株式比率は31.5％となり公募のほうが多い。また2,000枚強のプレミアチケット系IPO。

ベンチャーキャピタルからの出資がそれなりにあるが1割程度。1.5倍で解除のロックアップあり。
他の株主へのロックアップの掛かりが良く180日で売り方対策はなされている。
ストック・オプションもそこまで体制に影響しないと思うが、他銘柄よりは影響割合が高い。

値嵩な分、枚数が少なく希少感が高い。
ただ初値があまり上がり過ぎると急落もある銘柄なので注意は必要か？

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

不動産セクターになっているのが気になるが、事業としては経営サポートなので上流系。
自身ではあまりリスクを追わず収益化出来る事業モデルなのは面白い。

買い取りなども行うことで、リユース活用的な魅力もある。
上場企業となれば安心度も出て、事業展開しやすくなるのではないだろうか？

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

一番目につくのは希少感で初値高騰しやすいところだろうか？
値がさなのでハイリターンも望めるが、リスクもやや高いとしておきたい。
不動産や小売と同じように見られれば、あまり人気が集まらないリスクもあると感じる。

9月に入って新興市場に元気がなく、このままの地合いが続けば意外にも高騰しない可能性も・・・。

評価としてはシンクロフードと揃えてB評価ぐらいか？

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です