メニコン(7780)のIPO新規上場情報

コンタクトレンズのメニコン。
共同主幹事。
6月IPOのなかでは王道的で注目度も高そう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

コンタクトレンズのメニコンは誰もが知っている日本メーカー。
一応注目度という点では6IPOの中では高いだろう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2016年3月度の連結予想EPSは103.16円。
想定価格1,670円から計算される予想PERは約16.19倍。

業績に関しては、ほぼ横ばいながらしっかりとした経営となっている。
比較銘柄シード（7743）となり20～40倍程度から比較すると割安感あり。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約44.1億円（想定価格ベースOA分含む）の中～大型IPO、
上場市場は東証1部（ほぼ確定）or2部で公開価格決定時に確定。主幹事は大和、三菱の共同主幹事。

公募売出比は公募が売出の約2倍。

ベンチャーキャピタルの推定保有数は183.8千株。
割合としては多くはなく、ロックアップは全てに掛かっている。
なお、ロックアップ解除は90日または1.5倍なので1.5倍は目安になりそう。

※ストックオプションの状況は同ページの一覧表を参考されたい。

上場時434千株とそこそこあるが、行使価格が1,050円、1350円等妥当な形で
こちらも問題はないと見る。

需給面でも大型ながら特段問題がなく、やや割安で買える新規公開プレミアムを感じる。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

上場するにあたって株主還元策が気になるところ。
今まで以上に配当性向の高さの必要性や、株主優待の発表などが期待される。

IPOとしての魅力という点では、上場は今更感は拭えなく、
事業の新規性も感じないため、期待度では魅力に欠けるだろう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

総合的にみて公募価格で参加して問題なさそうな銘柄で、やや欲しいところ。
初値以降、どこまで株価が上がるかは難しいが、
ストック・オプションで1,850円があるように、すでに公開価格より高い価値のオプション価格があるのも事実。

とりあえずそこの上を目指して2,000円台を視野にいれていくのではないだろうか？

ここはしっかり公募取得をして小遣い稼ぎをしておきたいところ。

全体考察
総合得点は5点で、私のBBスタンスはC評価です