ハウスドゥのIPO新規上場情報

古田さんのCMでお馴染み。
枚数少なくややプレミア感、不動産系。
現状、業績の伸び加速中。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

プロ野球選手が大株主に入り、さらにCM出演など知名度は高い。
話題性が高いIPOは注目度が高く、初値が高騰する印象。
（焼き鳥屋（鳥貴族）の結果が記憶に新しい）

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2015年6月度の連結予想EPSは366.57円。
想定価格3,430円から計算される予想PERは約9.36倍。

業績の伸びは不動産関連ブームにより一過性のものかもしれないが、
それでも成長企業にしては低PER。
十分ディスカウントを意識した価格設定と感じる。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約7.34億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSMBC日興証券。

公募売出比は公募が売出の2倍と良好。

ベンチャーキャピタルの保有数は4600株。
古田さんと同数で全くもって割合は少ない。

またロックアップも掛かっており180日間。
その他、ロックアップカバー率が高く、非常にかかりはいい印象。

・ストックオプションの未行使残高の状況

総会決議　　対象株数　行使価格　行使期間
14年5月　13,800株　2,190円　16年6月～24年6月

ストックオプションの未行使残高もあまり影響を感じないほど少ない。

売り方の圧力もなく、枚数の少ない希少株。
話題性とともに上場日は大幅買い越しになる期待大。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

話題性はあるが業種の蓋を開けてみると、フランチャイズ経営が主で目新しさは乏しい。

ただ街中でのぼりなどを見る機会も増え順調に拡大している企業に感じる。
長期的な魅力は疑問となるが、上場時時点ではお買得価格と感じる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

IPOでは初値に関しては、特に知名度や話題性が影響するところがある。
有名人関連銘柄は、やはりどの銘柄も加味した結果を続けてきた。

今回のハウスドゥも価格設定や需給に問題なく、
景気に左右されやすい不動産業と言う点で長期的視野では厳しいか？
また利益の出ている不動産業なら上場後は株主還元策も必要だろう。

1単元で古田さんがプリントされたクオカード優待など発表があるかもしれない（笑）
上場日日程も考慮すれば、やや初値が抑えられる可能性も。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です