ＭＲＴのIPO新規上場情報

医療系xネットサービス系、売上利益共に順調に推移。
今年の最終IPO。大和証券が頑張った。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

2014年の最終IPO、嫌でも注目を浴びそう。
話題性のある銘柄ではないが医療系xネット活用とIPOでは人気の部類。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2015年3月度の単独予想EPSは50.19円。
想定価格720円から計算される予想PERは約14.3倍。

業種と業績からすればさらに高い評価が見込まれる可能性は十分にある。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約6.44億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ。主幹事は大和証券。

公募売出比は約2:1で公募優勢。

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらない。
ロックアップは90日間、筆頭株主会社他関係者に掛かっている。
株主構成は悪くない模様。

・ストックオプションの未行使残高の状況

総会決議　　対象株数　行使価格　行使期間
11年3月200,000株　25円　13年4月～21年3月
11年8月　29,200株　50円　13年8月～21年8月
12年3月　20,200株　50円　14年3月～22年3月
12年10月　42,400株100円　14年10月～22年10月
12年10月　20,000株　100円　15年2月～22年9月
12年10月　　8,900株　100円　15年7月～22年7月
12年10月　　1,000株　100円　15年8月～22年8月
14年8月　　13,000株　公募発行価格　16年8月～24年8月

ストック・オプションの未行使残高はかなり気になる。
かなり安い価格で大量に権利がある状況、上場後すぐに行使可能なものも多く確実な売り玉と見る。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

医療系のシステムやネット関連はIPOでも強い。業績も好調に推移しており魅力は高い。
これだけ医療系で関連企業が新規上場してくると、やはり医療系って儲かるんだなと感じてしまう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

ストック・オプションの行使があるとして、どこでそれらが売られてくるか？
年またぎになってくるのでややこしくなる。初日値付かずなら翌週持ち越し慌ただしくなる。

いろいろな要素を加味すると、3倍ぐらいまでは行っても全然おかしくない銘柄。

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です