夢展望のIPO新規上場情報

小売業でネット販売主体のようだが、業績不安定にみえる。
主幹事野村、第一印象としては新規性があまり見えない。

女性向けなので、女性のほうがよくわかるかも知れない。
IPO的には枚数少なく希少価値あり。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

小売業だがインターネット販売が主、
ということでマザーズ・小型・ネット系の3条件銘柄でIPOとしては受け入れやすい。

注目度の点では女性向けという部分と規模が大きくないので
それほど高くないかもしれないが、IPOでの人気度は高そう。

 ２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2013年9月度の連結予想EPSは127.19円。
想定価格2,400円から計算されるPERは約18.9倍。

高PERだが、ネットで成長性のある企業なら妥当価格といえる。
むしろこれからの期待度から見れば現在の価格はお得と見るか？

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約11.0億円（想定価格ベースOA分含む）の小型～中IPO、
上場市場は東証マザーズ予定。主幹事は野村證券。

主幹事野村證券で、枚数もそれほぼないややプレミア的IPO。

ネット系企業らしくベンチャーキャピタルの出資あり、推定28.8万株
ロックアップの掛かりはそれなり、1.5倍、または90日で解除とそれなりにV.C.勢は方がついたら売りに出しそう。

ストック・オプションの未行使残高は16.3万株ほど。
ただ上場後すぐには行使できない、全て15年2月～となっている。
価格帯は625円～1667円まで。

いつかは売り玉もたくさんあるという印象だが、
上場直後ではV.C.勢やストック・オプションの動向は気にしなくても良さそうだ。

ネット系企業にしては需給面もかなり良好と見る。

 ４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

人気化するかの見方は、この企業を知っているか知らない かによって温度感が違いそう。
私は夢展望を知らないので、違いや何がいいのかわからないが、
知っていたり利用している人にとっては楽しみな上場の模様。

感触的には、知る人ぞ知る銘柄というのは魅力が高いといえる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

小売業ながら意外と死角がない銘柄。
唯一残念なのが、主幹事野村證券で枚数が少なめなので公募取得が難しい点。

とりあえずブックビルに関しては、積極姿勢で問題無さそう。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です