IPOを配分してもらうためには割当のある証券会社から多く申し込んで当選確率を上げることです。

ネット証券ではIPOの配分が公平なところが多くオススメできます。
IPOの配分のために持っておきたいネット証券会社を紹介します。

 IPO当選のためのネット証券

IPOで重要または持っておきたいと考える順に並べてみました。


SBI証券

ネット証券の中で一番主幹事実績の多い証券会社です。
当然、割当のある回数が多いので必須証券と言えます。

メリット

  • 主幹事、幹事証券になる可能性が高く抽選機会が多い。
  • 主幹事になれば配分枚数が多く、当選確率が上がる。
  • ハズレても次の抽選に使えるポイント制導入

デメリット

  • 口座を持っている人が多く、当選確率が低くなる
  • 申込枚数全体で抽選となるため、資金力がある人が有利(最近は複数当選はしない傾向→銘柄による)

SBI証券の抽選ロジックは特に複数配分のところで内部抽選の仕組みが微妙に変わっていると感覚値で捉えています。

より詳しくSBI証券のIPOルールと攻略の鍵を知りたい方は

ネット抽選派、最重要ネット証券SBI証券でのIPO当選に向けた攻略法!


マネックス証券
株・投資信託ならネット証券のマネックス

なんといっても完全平等抽選。割り当て株数全てを抽選に割り当てます。
資金力に関係なく全ての人に平等条件なので、初心者に優しいです。完全平等なので根気よく申し込むのが良い。

メリット

  • 1口座1抽選券の完全平等抽選。
  • 割り当て全数分が抽選に回る(店頭証券は10%程度)

デメリット

  • 資金力がある人には得する部分がない

より詳しくマネックス証券のIPOルールと攻略の鍵を知りたい方は

IPOに抽選で当選するなら最強は、完全平等抽選のマネックス証券


SMBC日興証券

大手店頭証券ですがダイレクト口座でネット抽選参加が可能です。
もちろん主幹事回数も多く、人気の高いIPOの取り扱いも多く人気の高い口座です

メリット

  • 大手証券ということで主幹事回数が多い
  • 店頭を持つ総合証券の抽選の中では個人に回る確率も高く感じる(IPO人気の時期による)
  • リートIPOなどもネット抽選で受付
  • 新規口座開設時は優遇ステージに入る

デメリット

  • 口座を持っている人は多く穴場とは言い難い
  • 落選の場合はすべて補欠扱いで分かりにくく、申し込む場合資金拘束が長くなる

SMBC日興証券はダイレクト口座なら信用取引手数料無料も活かして利用したいところです。


松井証券
松井証券

後期抽選型で他の証券会社と資金流用が可能だった。現在は更に簡単に前受金不要で前期抽選型に楽だがそれだけ申し込む人も増えることになりそう。取り扱い枚数の70%を抽選に配分する初心者にやさしい証券会社

メリット

  • 前受金不要で申込みにお金がかからず気軽
  • 割当の70%を公平な抽選に配分
  • 実は幹事証券になれる。ネット系企業のIPO取り扱いが多い。2017年頃からIPO注力

デメリット

  • 前受金不要になったことで申込者が増えて当たりにくくなった傾向
  • たまに幹事証券でない割当がある場合(委託幹事)があり見逃す可能性

松井証券はあまりIPOの取り扱いを積極的に表に紹介しないので、きめ細かいチェックが必要です。また2017年辺りから急にIPO取扱数が増えている印象ですので、他の人が気づく前に狙っていきましょう!

最近は前受金不要にしたことによって申込数が急増しているのか?補欠や当選時に申し込まないとペナルティが付きます。注意しましょう。


楽天証券

後期抽選型。取引量によるステージ制あり、またBB参加には取引実績も必要。
あまりIPOを商品としてプッシュはしていないように感じる。→2017年あたりから強烈にIPOサービスに注力!

メリット

  • ステージ制による抽選確率優遇あり(最近はほぼ優遇なし)。
  • 抽選の結果が、倍率も含め発表され公平感がある
  • 口数が多いほど当たりやすい、資金力のある人が有利(最近は一口申込みばかり)
  • 2017年よりIPO注力しており、幹事証券取扱が一番伸びていて穴場

デメリット

  • 資金に少ない人は当選機会が他の証券会社に比べ劣る
  • ステージ制や、口数が多いほど優遇など、平等な抽選とは言いづらい
  • 人気で口座数が増えていることで当たりにくくなっている
  • 二段階申込みで申込忘れになりやすい

一番の特徴は、抽選倍率を申し込んだ人に提供しているので、各IPO銘柄の人気目安を確認できることでしょうか?またIPOの当たりにくさの現実を知ることも出来ます。


auカブコム証券
auカブコム証券 口座開設

三菱UFJモルガン・スタンレー証券が幹事の場合、配分のいくらかがauカブコム証券に流れる。
その為、抽選機会がそこそこ高い。

メリット

  • 幹事ではないが三菱UFJモルガン・スタンレー証券が幹事の場合抽選を受付で機会が多い。
  • 原則配分の全数量を公平な抽選で行う
  • 抽選が後期型なので、他の証券会社と資金をうまく配分できる

デメリット

  • 回ってくる枚数がどの程度なのか不明
  • 後期型のため当選後の辞退は不可能(当選と同時に約定)

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は大型IPOの主幹事を扱うことが多いため、注目度の高い大型IPOでauカブコム証券が穴場的証券会社としてよく挙げられます。後期抽選型で他の証券会社と比べて2段階の申し込みが必要なので気づかない人も多いかもしれません。


東海東京証券

特に中京地方の企業のIPOに強い東海東京証券もネットからの申し込みが出来、必須といえるでしょう。最近では主幹事銘柄も多く出してきて、穴場的証券会社です。

メリット

  • 中京地区のIPOに強い
  • 他のIPO銘柄と被らない時期に、IPO取り扱いすることが多い
  • ネットからも気軽に抽選申し込みが可能
  • ステージ制あり

デメリット

  • 店頭証券が基本なので、店頭裁量狙いとの差を感じる
  • ネット入金非対応で気軽さに欠ける
  • 取り扱いIPOの銘柄選定には注意を

ネット抽選でも東海東京証券 での当選は十分に狙えます。私も何銘柄か頂いていますので、リストの中ではかなり上位の狙い目証券だと思います。


エイチ・エス証券

東証からも主幹事候補証券会社としてあげられています。
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ネット証券ではSBI証券とエイチ・エス証券だけです。IPOでは穴場的証券会社です。

メリット

  • 個人への配分の10%以上を抽選へ。
  • 抽選方法はコンピューターによる公平な抽選
  • 東証に指定されているだけあり主幹事の実績もネット証券で高い

デメリット

  • 回ってくるIPOが微妙なものになる可能性もある
  • Web上の取引画面がやや使いにくい

さらに抽選機会を増やしていきたいなら・・・下記証券会社も私は全て持っています。

岩井コスモ証券「ネット取引」

後期抽選型なので、敗者復活戦として使える。
また2段階申込ということで、申込手続きの複雑さ故か?申し込み忘れなども多く穴場証券。幹事として取扱実績も豊富です。

新規公開株(IPO)の引受実績上位、穴場口座の岩井コスモ証券攻略

GMOクリック証券

IPOは取り扱いの100%を平等配分なので実はかなり当選には持っておきたい証券会社。 しかし取扱実績が今のところ少ない、ネット系企業なので今後の幹事実績に期待。 IPOとは少し離れるが、取引画面は非常に使いやすく手数料も安い。

GMOグループ系企業のIPOの時は一躍主役に躍り出る。

むさし証券トレジャーネット

ネットトレードへの配分は10%強と規定程度。ただ完全平等抽選。
口座数が少ないので穴場的とは言える。当選はメール連絡、キャンセルはしにくいと思ったほうがいい。

岡三オンライン証券

ネットからのIPO申し込みが可能。ただし現時点では委託幹事による取り扱いのみ。岡三証券が幹事の時に取り扱いになると読まれていたが、蓋を開けてみるとあまり関係なく、毎銘柄ホームページ上で取り扱いを確認したほうが良さそう。前受金不要なので気軽ではある。(2017年からは岡三証券の協力体制でIPO取扱増加)

立花証券
立花証券も大型IPOの時に超穴場口座となる。口座数が少ないので当選確率が高い印象。

SBIネオトレード証券

2017年より正式にIPO取り扱いを発表!前受金不要・1人1口完全平等抽選で口座を保持して取扱がある時に申し込むだけでもOK!普通に取引手数料が他社比較で安いので取引口座としても使える。

ネット証券会社をIPOに対してメリット・デメリットを含め紹介してみました。
もちろんすべての証券会社を利用してもいいですし、自分の資金力や取引頻度から証券会社を選択してもいいともいます。私は結局すべての証券会社の口座を持っています。

IPOは準備が大事とも言えますので、各社提供しているキャンペーン等をうまく利用して、口座開設して取引の感触を試しながら参加していくと良さそうです。

 

ここまでくれば、後は申し込みと抽選を楽しむだけですがIPOの欠点や注意点に関しても少し紹介しておきます。

IPOの欠点・注意点