スタートライン(477A)のIPO新規上場情報

障害者雇用支援事業。法律の枠組みもあり国策テーマ性も高い。働き方改革や生き方テーマ性などもありそう。

業績も高い需要に支えられ好調。この手のサービスで連続して伸びているのは頼もしく感じる。上場時の価格設定も安く参加価値高い。

吸収金額も小さく、需給面で初値も上がりやすそう。単価が安いので1枚あたりの利益は低そうだが、高い初値上昇率に期待したい。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

障害者の雇用支援・就業支援事業。社会的テーマ性も高い。
今後の需要も高そうで、この手のサービスで上場まで来ていることは評価したい。

上場日は12月上場ラッシュ最終週。やや買い疲れの時期ながら単独上場。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2026年3月度、単体予想EPSは63.53。
想定価格440円から計算される予想PERは約6.93倍。

単価も安いし割安感もある。
非常に高く評価したいところ。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約7.38億（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証グロース市場。主幹事はみずほ証券。

売出株式比率4.1%と、ほぼ公募で売出しはわずか6万株。
オファリング・レシオは高い水準。売出し少なく、オファリングレシオ高いのは上場後の株主の重要度上がる。

既存株主にベンチャーキャピタルは見当たらない。

ストック・オプションの未行使残は行使価格193円、218,800株は上場時参入。
一方、1,300円の数字も見えておりこちらの数字も上昇ターゲットとして扱いやすい。

需給面は小型という部分も含めてかなり良好。

 ４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

障害者雇用促進法の法定雇用率の引き上げなど政策テーマ性も高く、ワイフワークバランスを考える上でも重要な事業。
企業としても増収で利益も出し続けており、非常に魅力を感じる。
そこに来て公開価格に割安感もあるため、注目度の高いIPOになりそう。

直近5年で右肩上がりの成長が見られているが、向こう5年でも同じような成長が見られるか？
上場維持基準を考えても、成長を応援する意味で投資対象にはなりやすそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

第一印象で事業のテーマ性・業績推移・価格設定・需給面のどれを取っても良い点が多くA級評価としていた。
唯一、上場ラッシュの後半に当たることで、買い疲れの影響などがデメリット。
割り引いても、総合評価でたまにはA級評価を与えたいので、評価を据え置く。

単価が安いことから1枚あたりの初値売りの利益額は小さくなりそう。
また小粒のため入手のしにくさもある。

初値がそれほど上がらなかったら、こういった事業に期待したい人は中期的に応援の意味で
投資するのも、比較的参加しやすい銘柄ではないか？と感じる。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です