Ｌｉｎｋ－Ｕ(4446)のIPO新規上場情報

技術的にはサーバープラットフォームサービス。トラフィック増大対応などインフラ構築に強み。
現在はその強みを活かしてマンガアプリサービスがメイン。

電子書籍関連とみれば他にも上場会社・サービス提供会社が競っているが、クラウドサービスで技術力を考えれば狙い目か？

他分野への幅は広がりやすい会社だと感じる。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

サーバー関係のインターネット技術事業で注目度は高い。
増加している電子書籍などのトラフィック緩和、コスト削減に寄与。

７月の単独上場でスケジュール的にも初値高騰しそう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2019年7月度、単体予想EPSは63.97円。
想定価格2,580円から計算される予想PERは約40.33倍。

業績の伸びも良く成長性が魅力。同業種をみても妥当な想定価格と言えそう。
仮条件は上げているが、それでも2倍近くの初値ぐらいまでは狙う人が多そう。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約15.2億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO。
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSMBC日興証券。

公募売出比率は約半々。オファリングレシオも低めのレベルで標準範囲。

既存株主にベンチャーキャピタルの名前は見当たらない。
ロックアップも価格解除要件なしが多く、しっかりとしたものとなっている。

ストック・オプションの未行使残は約18.6万株が75円価格で行使可能。
量と価格ともにこちらの方が少し気にかかる。ただし、全体的に売り側圧力が少ない。

中型の吸収規模でも需給面は問題なし。むしろ圧倒的な買いで始まりそうな予感。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

「クラウド」「サーバ技術」はインターネット社会では重要な部分で、ここで安定化・コスト削減化は魅力が高い。
現在は電子書籍や動画配信などに強みがあるそうだが、他のサービスにも活かせることは多そう。

技術面の細かい特徴はわからないが、業績がしっかり伸びているところで人気化しそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

マザーズ中型ネット系の初値高騰銘柄。
若干の値がさと枚数の多さでIPO公募の参加妙味も高く感じる。

最近はA級レベルの銘柄も、初日に値が付くなどIPO資金流入の元気がないが、
7月に入ってIPOの間隔が空けば雰囲気は変わる可能性も。

いずれにしても全力で手に入れたい銘柄という判断。
初値は初日の上限ぎりぎりぐらいまで期待したい。

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です