gooddaysホールディングス(4437)のIPO新規上場情報

ホームページを見ると「暮らしxIT」となっていて住宅イノベーションがメインかと思ったらHD化して子会社でいろいろ事業している。
リスク分散という点ではやや安心。セクターは情報通信業。

マザーズ小型で業績も堅調のため、そこそこ高騰した初値をつけそう。

ただし3月終盤の上場で、同時上場や資金の流れの影響は受けやすそう。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

メインの事業は「住宅xIT」でリノベーション事業。
不動産業として見られるといまいちだが、ITサービス業と見られれば新規性あり。

上場日は上場ラッシュの中、少し日が空いた単独上場となった。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2019年3月度、連結予想EPSは134.95円。
想定価格2,280円から計算される予想PERは約16.9倍。

業績の伸びを考慮すれば妥当な価格設定だが、
不動産業として見られたり、急激な業績悪化などは怖いところ。
IPOの上場時としては問題ない買いやすい価格だろう。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約6.98億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSMBC日興I証券。

売出株式比率30.7%と公募株が多い。オファリングレシオは標準範囲内。

ベンチャーキャピタルからの出資は少なめ、既存株主には価格解除要件なしのロックアップがかかっている。
ストック・オプションの未行使残は数量的に結構多い。すぐに売却はなくともやや大きめの売り圧力か？

10億以下の小型IPOで需給面は良好。さらに上場日にも恵まれた印象。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

IT不動産は人気していたが、ここ最近はあまりいい話題のニュースはない。
ここはリノベーション事業だが、見た目は洗練されているけど、裏側は大丈夫か的な変な目で見られそう。

不動産に関係していても、投資関連ではないし、リノベや仲介業などリスクの少ない固い業種なのは魅力。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

まず、マザーズ・小型・IT系と初値高騰三拍子銘柄という点を評価。
この条件だけでA級評価できる。

昨今、不動産関係で悪いニュースがたくさん出ており関連銘柄は踊り場の状況。
ここは不動産に近いがリノベ事業など、悪い部分の影響が少ないところとは感じる。

上場スケジュールにも恵まれた印象で、初値が高くなりやすい環境は揃った。
なんだかんだで、結局思っていたより買いが多く、高めのスタートになりそう。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です