アクセスグループ・ホールディングス(7042)のIPO新規上場情報

販促、広報事業関連。新規性には欠ける印象だが業績好調。
割安感や売り玉の少なさも魅力になりそう。

他のIPOのスケジュールも気になるが11月初旬はいい時期に上場予定。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

11月頭のIPO。その後、上場予定がかなり空きそうで注目度は高まりそう。
業種的には広報業で、それほど新規性は感じない。

業績も良くてIPOプレミアムもついているので、人気は出そう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2018年9月度、連結見込EPSは116.32円。
想定価格1,240円から計算される予想PERは約10.66倍。

成長は安定的に横ばいになりそうだが、現時点で割安感あり。
仮条件をやや引き上げたものの、公開価格なら喜んで買いたいレベルのディスカウント。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約5.7億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO。
上場市場はJASDAQスタンダード。主幹事は大和証券。

公募売出比３：２と若干公募が多いレベル。オファリングレシオは39.7%とやや高め。
創業者の売出が多いが、上場後の株主分布を考えれば好都合か？

ベンチャーキャピタルからの出資は見当たらない。
ロックアップは180日で100％掛かっておりかなりきつい。

ストック・オプションの未行使残もなし。

上場後の売り玉は公募組のみといった状況で、需給面は最強レベル。
どこで売り抜けるかのチキンレース模様になりそう。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

広報やイベント業でそれほど新規的な特色があるわけではない。
IPOでは良しとされないかも知れないが、安定的な印象。数期前には赤字もあり、売上が悪いと赤転の可能性も。

「アクセス就活フェア」のポスターなどは電車などで見かける印象。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

IPOとしては新鮮味に欠けて事業が地味だが、業績の安定、割安感、需給に魅力のある銘柄。
特に需給面では上場後の売り玉が見当たらないので、マネーゲーム的な高騰を演じそう。

スケジュール的にも前後間が空くことになったので自然と資金流入になりそう。

仮条件上限の1,340円の2.3倍は3,082円。初日の上限価格がちょうど3000円付近となり、
とりあえず3,000円超えの初値は意識されそう。
地合いが良ければオーバーシュート気味に2日目突入を予想する。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です