ＧＡ　ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ(3491)のIPO新規上場情報

SBI主幹事。売り出しなし。公募は自己株式処分。
不動産セクターながら、技術・システム系ということで同セクターよりはサービス業寄りとしてみたい。

資金使途が新規事業というのにも好感。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

SBI証券主幹事、セクターは不動産業だがどちらかというとサービス業に近い。
ただ、不動産ということで地合いが大きく影響しそうなところ。

７月の単独上場案件ということで注目度はそれなり。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2018年10月度、単体予想EPSは105.18円。
想定価格2,130円から計算される予想PERは約20.25倍。

成長はしているものの想定価格から割安感は感じない設定。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約12.7億円（想定価格ベースOA分含む）の中型IPO。
上場市場は東証マザーズ。主幹事はSBI証券。

全数公募、しかも自己株処分によるIPO。OA分も用意していない。
発行株数の増加がないのは好感。さらにオファリングレシオも低い。

ベンチャーキャピタルにはロックアップが掛かっていない。早期売りはあると思っておきたい。
ストックオプションの未行使残も358円価格がV.C.玉と同じ14万株程度。

大株主には180日のきつめのロックアップが掛かっており、
公募が自己処分というのも含め、株価上昇を非常に意識しているのは好感が持てる。

主幹事は初値を市場に任せるところがあり、結構吊り上げ初値になりそうな状況。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

不動産テックは盛り上がりを見せている状況。新規事業としてクラウドファンディングもするということで、
トレンドに乗って、まだまだ成長させようという意欲を感じる。社名も何かやってくれそう。

業績は結構ぶれやすそうで、ややハイリスク・ハイリターン系な印象あり。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

SBI主幹事から不動産テック系のIPOは何社か出ているが、
上場後も伸びている企業もあるので、今回も評価されやすい状況と感じる。

また全数公募・自己株式処分・OAなしと、公募株にかなり希少性を出している。

不動産セクターというのもあり、地合いによる影響が大きく出そうで、
初値予想は難易度が高く、皮算用がしにくいのが難点だが、初値プラスには間違いなくなるため、
頑張って手に入れたいと感じる銘柄。

IPOチャレンジポイントの利用とまたその投入数は、個々人のポイント保有の状況と
この銘柄に対する魅力によって差が出そう。
7月にSBI主幹事はもう一社あり、ここ最近の上場銘柄ではポイント価値が低いのでさらに悩ましくしている。

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です