メルカリ(4385)のIPO新規上場情報

グローバルオファリング（公募については国内募集株式数4,288,700株及び海外募集株式
数13,870,800株を目処に行われる予定。売出
しについては国内募集株式数14,648,200株及び海外募集株式数7,906,600株を目処に行われる予定）

想定価格で上場時東証マザーズ時価総額トップに、事業形態は期待度高い。またIPOとしてもユニコーン企業の上場で注目度高い。

規模大きくても初値でそれなりのプラスが見込めそうな状況で狙い目か？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

現時点で2018年の最注目のIPOといっても良い銘柄。
一般的にも注目度は高いし、ユニコーン企業として投資家からの目線も熱い。

事業に関しても、新規性を含めて注目を集める内容。
まさに年度代表銘柄と後で言われるレベルの注目度。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2018年6月度、連結予想EPSは非公開。
売上の予想のみ公開しており、そちらは倍々レベルで伸びているところ。
前期比で62％増の成長力。

広告宣伝費の扱いによって大きく利益は左右されそうで、なかなか財務的には計れないところで、
売上の伸びやアクティブユーザー数の状況が注目されそう。

なお、仮条件はかなり強気に引き上げられて公開価格は想定価格の2割強増しになりそう。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約1067億円（想定価格ベースOA分含む）の超大型IPO、
上場市場は東証マザーズ、主幹事は大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の共同主幹事。

売出株式比率は55.4％と公募株も多い。オファリングレシオは32.2％と標準レベル。

ベンチャーキャピタルからの出資も多いが、ロックアップもきつい。
180日は価格解除要件もないので大きな既存株主の売りはないと考えられる。
一方、ストックオプションの未行使残は異常に多く、1円や20円など散見される。

なお、グローバルオファリングで国内１：海外１レベルで海外への募集が行われる。
国内は半分より少なめと見ておきたい。

需給面では決して良いとは言えないが、それ以上の需要が予測されており、
上場当日も買いがかなり出そうで、またメルカリに関しては期待値から初値で売らない層も多く、
初値としては良いものが見れそうな状況。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

フリマアプリ運営はビジネス的にも期待が高く、人気化は間違いなし。
現時点で成長力も感じられる、いろいろと問題がニュースになるがそれも成長企業、新規産業の宿命か？

こういった企業が日本で上場してくれる事自体に感謝すべきでないか？とIPOファン的には感じる。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

上場前に過熱感が高まっている状況で、６月の最初の上場となる点からしても初値は期待が出来る。
このままの地合いで進めば期待の最頂点の初値も考えられる。

グローバルオファリングで海外分が多いにもかかわらず仮条件も強気となり引き合いはかなりありそう。
海外勢の売りも当分でないと考えれば、大型IPOでも結構需給面でも絞られている可能性あり。

お祭りIPOは踊らされて参加が鉄則。出来る限り枚数を集めたいところ。

全体考察
総合得点は7点で、私のBBスタンスはB評価です