ベストワンドットコム(6577)のIPO新規上場情報

上場企業が増えている旅行系予約サイト運営だが、クルーズ旅行に特化しているのが特徴。
枚数1000枚強のプラチナチケット。値ガサ株。
成長力もあり、マネーゲーム化しやすそうな印象。

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

クルーズ旅行に特化した旅行予約サイト。
旅行のウェブ予約サイトの上場は最近多く人気だが、注目度が高いほどではない。

ただし、値ガサで5億程度の小粒IPOということで、マネーゲームになりやすいと注目されそう。

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2018年7月度、連結予想EPSは142.45円。
想定価格4,130円から計算される予想PERは約28.99倍。

業績は順調で、最近の旅行予約系IPOとの比較で行くと格安。
値ガサなため上場後早めの分割期待もされそう。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約5.17億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ、主幹事はSMBC日興証券。日興は本当によく頑張っている。

公募売出総計1000枚程度の超プラチナチケット。
売り差し比率やオファリングレシオも標準。

ベンチャーキャピタルからの出資が見られるが、総計10万弱となりこちらも数的には少ない（割合で見ると大きい）。
ストック・オプションの未行使残もこれといって気になるほどではないという判断。

需給面で見ると供給の少ない、圧倒的買い気配で始まりそうな模様。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

旅行予約サイト関連は何かしらIPOでは強い。最近は上場会社も増えて過当競争だが、ここはクルーズ特化の特徴あり。
モノ消費からコト消費の世の中と言われるように、これからのビジネスでは魅力があるのかもしれない。

業績の伸びの裏付けもあり、値付けの値ごろ感もあるため欲しいと思う人は多そう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

需給良し、業績良し、価格良しということで初値高騰が期待できる銘柄。
超プラチナチケット系になるので、いつも以上に入手困難なことは割引。

値ガサ案件なため、1枚当たればかなり大きな利益が期待できる。
最近のIPOの過熱ぶり、初値高騰ぶりをみると再び1撃100万円のIPOの可能性も。

初値天井系からの上場後はチキンレースになるとみて3倍視野の初値予想の予定。

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です