コンヴァノ(6574)のIPO新規上場情報

ネイルサロンチェーン店運営。ほぼ売り出しIPO。野村證券主幹事。
価格帯は買いやすい設定。
似たような業態のIPOで前年度アトリエはるかが上場中止になった記憶に新しいが、今回は大丈夫か？

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

投資会社インテグラルの売出IPOが続く。
事業内容としてはネイルサロンをチェーン運営で低価格・効率化などで注目。

IPOまで持ってこれるビジネス手腕は認めて良いところか？

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2018年3月度、単体予想EPSは39.36円。
想定価格890円から計算される予想PERは約22.61倍。

1000円以下の買いやすい価格帯は評価できる。
割安感もまだ成長見込みありと考えれば、妥当からこの価格なら買いと感じるほど。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約8.49億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズ、主幹事は野村證券。

単価が安い為、枚数はそこそこ。殆どが売出で売出比率91.0％。
売り出し元はインテグラル。売出後も半分以上の株を残すため経営実権は譲らない。
ロックアップ1.5倍で解除となるが、既に多く売り出しているのですぐ売るとは考えにくいか？

ストック・オプションの未行使残は行使可能が8万弱、全体を通しても10万弱と気にならない。
行使価格も500円と妥当なところ。

ほぼ売出IPOとなるが、大きく売り出すわけでもなくやや供給は絞られている。
需給面では買い需要が高く良好と評価。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

ネイルサロンに関しては興味のない人にとっては全く興味ないが、確かに駅前の目に見えるところに店舗が増えており、
実際手軽さを武器に業績を伸ばしているとなれば魅力あり。美容系はいつの時代もサービス業の王道。

また業種としてでなく、チェーン経営、ウェブシステムの効率化、低価格化などの経営手法も評価したい。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

2017年の12月には名証セントレックスで似たような業種で上場中止となったので、
今回は再び注目を浴びる番。インテグラル系の売出IPOだが、業績の伸びを評価。
競走が厳しそうな業界で勝ち組、上場後も伸びしろを残す印象。

需給面で見ても問題ないので積極参加。
ロックアップ解除価格の1.5倍では止まらない印象、2日目勝負となるか？

全体考察
総合得点は9点で、私のBBスタンスはA評価です